ト ラ ウ マ〜Ｈｏｋｕｔｏ.Ｙ〜

見学 ページ21

・


you side



あれから、少し落ち着いてステージに戻ると、赤くなった私の目を見て




千紗先輩が心配そうによってきた。




千紗「Aちゃん……大丈夫？その目……」




A「…大丈夫です。涼太先輩って……」




千紗「涼太先輩……？」




A「涼太先輩が北人先輩と話してたんです。それで、私が入っていって

. 自己紹介とかしたんです。んで、部室から出る時に、頭ポンポンされて、

. その時に香った匂いが苦しくて、辛くて、泣いちゃって……

. 北人先輩に迷惑かけちゃいました。」




千紗「……そっか。私も、涼太先輩と最初にあった時に鉄の匂いがしたの。

. バイト先かなんかなのかなって思ったんだけど、鉄じゃなくて血の匂いだって

. 後から気付いて。なんでだろう？とは思ったんだけど、最近は慣れてきちゃってね。」




A「………千紗先輩……？」




千紗「……ん？」




A「なんか、今日元気ないですね。」




千紗「え…私？」




A「はい。何かあったんですか？」




千紗「んー、昨日のことなんだけど………」





千紗先輩は昨日あったことを話し出した。






・






・

昨日の→←着替え

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す