ト ラ ウ マ〜Ｈｏｋｕｔｏ.Ｙ〜

戸惑い ページ18

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you side



人混みを抜けて離された手に少し寂しさを感じる。



駅から学校までは歩いて行けるくらい近い場所で、他愛もない話をしながら学校へ向かった。




バスケ部は活動時間が早くて、長いから正門は開いてない。




どうやって入るんだろう、と思ってると裏口の方に回り込んで




警備員さんに学生証を見せて中に入っていった。




私も慌てて、昨日もらったばかりの真新しい学生証を見せて北人先輩を追いかけた。




ゆっくり歩いてるのに、一歩一歩が広くてなかなか追いつけずにいると……




北人「あ、ごめん。朝練の時はあそこにいる警備員さんに学生証を見せれば

. 入れてもらえるから、そうするといいよ。ごめんね、早く行っちゃって。」



A「いえ、大丈夫です。」




北人「そっか。じゃあ、体育館急ご。」




北人先輩は再び私の手を掴んで走り出した。




北人先輩は、何考えてるかわからないな…………






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