ト ラ ウ マ〜Ｈｏｋｕｔｏ.Ｙ〜

勘 ページ12

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friend side



私が、翔吾先輩と壱馬先輩と話しながら歩いてたら、なんか北人先輩とAが




いい感じに見えたから、２人に言ったら「俺らは先に帰ろうか。」ってなって帰ってきちゃった。




電車に乗ってる時にAや、北人先輩から連絡が何回も来たけど全て無視した。




ごめんね、A。




でも、ずっと無視したら明日、Aにめっちゃ怒られそうだから、




一応メッセージだけ送ることにした。




ゆい： A、ごめん！ちょっと用事あったの忘れててさぁ。先に帰ってきちゃった。

　 ：翔吾先輩と壱馬先輩も一緒だよ。ごめんね。また明日ねー。




すると、すぐついた既読。そして…………





A： 直接言ってよね。心配したんだから。私も北人先輩と帰りまーす。また明日。




怒るようなそぶりを見せたりしないところから、私たちの本当の目的を気づいてないみたい。





Aはね、めっちゃ鈍感なの。





もちろん目的は、北人先輩と２人きりになること。




めっちゃいい雰囲気だったし。せっかくのチャンス、逃したらもったいないよ。




ね？A。もしも、今そんな気持ちがなくても、あの２人はなんか




今日初めてあったような気がしなくて、前に何かしら関係があったような気がするんだよね。




ま、私の勘だけどね。






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