怖がらないで？〔Hokuto Yoshino〕

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Hokuto side



北人「じゃあ、先生の後ろのうさぎさん見ててね。」




そう言って、俺の後ろの壁に貼ってあるうさぎさんを指差す。




北人「そうそう。じゃあライトピカピカするからね。
眩しかったらお目目つぶってていいよ。」




A「うん…」





Aちゃんのお鼻の中を見てみると、鼻水で詰まっちゃってた。


これじゃ、苦しくないはずがないよね。お鼻吸ってあげないとな………


でも、ちょっと痛いし、辛いんだよね。やってくれるかな……




北人「Aちゃん、お鼻詰まってて苦しいでしょ？」




A「くるしい……」




北人「じゃあそれ、スッキリさせてお家帰ろう？」




A「……なに……するの…？」




北人「お鼻の中のグズグズを吸うの。」




A「でも……」




北人「嫌だよね、それはわかるよ……でも先生、Aちゃんにずっと苦しい
思いしてほしくないんだ。

だからさ、 ちょっとだけ頑張ろう？」




A「……いやぁ……A頑張れない……」




北人「でも、さっき頑張れたでしょ？」




A「…グスッ……いやだ……」





あ〜、またグズりだしちゃったな…………






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