怖がらないで？〔Hokuto Yoshino〕

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you side


北人「そろそろ、頑張れそう？」




A「…うん。」




北人「じゃあ、消毒するね……」




ひやっとした消毒が手のひらを滑る。




しかも、なんか普通の注射より長い。




北人「痛いけどおてては動かさないようにしてね……」




チクッとして思ったよりそんなに痛くないじゃんって思った……けど………




北人「お薬入れるよ〜〜。」




A「……痛っ…痛い…先生……痛い…」




薬が入ってきた時に、ちょっとずつ痛みが広がっていって涙が出てくる……」




北人「ごめん……もうちょっと痛いかも……」




めっちゃ痛い……もう泣くしかないぐらい痛くなってきた。




北人「おてて、動かさないで頑張れてるよ。もうちょっとで痛くなくなるからね。」




……ん？なんか痛くなくなってきた。




北人「よし、お薬入れ終わったよ……どう？痛くなくなってきた？」




A「……うん。」




北人「ん。はい，もう痛いの終わりね。」




A「……うん。」




北人「ねぇ、縫うときはさ、痛くないから縫うところ見てみない？」




A「……みてもいいの？」




北人「うん。いいよ。」




A「じゃあ見る。」




北人「ん。じゃあ、こっち向いて？」




A「うん。」




先生の方を見てみると、先生が微笑んだ。




北人「じゃあ、縫ってくよ？」




A「うん。」




針が刺さるときは怖いけど、痛くないから全然大丈夫で………




北人「よし、終わり。がんばったね。」




A「ありがとうございました。」




北人「いえいえ。また来週、糸抜くから来てね。」




A「はい。」




北人「ちょっとまだ麻酔効いてるから、気をつけて帰ってね。」




A「ありがとうございました！」








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