怖がらないで？〔Hokuto Yoshino〕

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Hokuto side



準備をし終わって、さっきの部屋に戻るとなんか今にも泣きそうな顔をしていた。




北人「やっぱり怖くなっちゃった？」




A「……うん…でも…やる。」




北人「ん。じゃあ、違うお部屋移動しよっか。」




処置室で横になってもらって縫合をするから、移動してもらう。




処置室についてドアを開ける。




北人「じゃあ、このベッドに横になろうか。」




A「う…ん……」




目の前にある黒い手術台みたいなベッド。外科の処置室は普通の小児科とかの




ベッドとは違うからびっくりしちゃったかな………




でも、一応ここ小児外科だから、白い壁じゃなくて絵が書いてあったりするんだけどね。




A「こう？」




北人「そうそう。足，ちょっと開いて楽にしてていいよ。」




A「うん。」




北人「じゃあ，腕の部分が開いてくから、そのまま乗せといてね。」




A「うん。」




北人「よし，じゃあ準備だけさせて？」




A「……まって……」




北人「準備だけね。まだ、痛いことしないから。」




A「……うん。」




北人「大丈夫だよ。」




下に、オペの時に使うペーパーをひいて注射(麻酔)をセットする。




Aちゃん、縫合する手とは反対の方向を向いてる。




麻酔終わったら、こっち向いたもらったほうがいいかな。




麻酔は痛いし、もしかしたらすぐ薬入らないかもしれないしね。




縫合は滅多に見ることないから、怖いけど見てた方がいいと思うんだよね。




Aちゃん、がんばろうね。






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