怖がらないで？〔Hokuto Yoshino〕

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you side



北人「目の中みるからここに顎乗せて？」




A「こう？」




北人「ん。そうそう。まず右目ね。電気消すね…眩しいけど頑張って目、開けててね。」




A「うん。」




北人「…………ん。次左目ね。」




北ちゃんが私の目を真剣にみてるから“あぁ、北ちゃんもお医者さんだなぁ”と思った。




北人「・・・、A！」




A「ふぇ………？」




北人「ふぇってww終わったよ。」




いつのまにか消えていた電気も付いていて、北ちゃんのことずっと考えてたみたい。




北人「なに考えてたの？ボーッとしてたけど。」





A「秘密………」




北ちゃんのこと考えてたなんて言えないよ〜！




北人「ねぇ、A。最後に目薬しよ？ブルーライトで目が疲れちゃったんだと思うからさ。」




A「いや、それくらい自分でやれるから目薬だけちょうだい？」




北人「だーめ。絶対自分じゃやらないから。」




A「なんで〜。」




北人「分かった。じゃ、１滴だけやろ？ホントは２滴なんだけど………」




A「１滴だけだよ？」




北人「分かった。ちょっと我慢して？」




A「うん。」




上を見て目を開けてると、液体がポタッポタッと両方いっぺんに垂れてきた。




北人「はい、ティッシュ。優しく拭いてね。」




ティッシュで目を拭いて前を見ると、北ちゃんが微笑んだ。




北人「よく頑張ったね。なんかあったらちゃんとくるんだよ？俺、各科１人は友達いるから。」




A「うん。ありがとう。」






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