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「もう、ラウそんな顔せんでよ。」

康二くんが困ったように笑った。

たぶん俺は途方にくれた顔をしてると思う。

俺の頬を引っ張って無理やり笑わせようとした。

「今笑えない。俺をこんな顔にしたのは康二くんじゃん。」

話しながら泣きそうになっている自分に気づく。

「そうやね、ゴメン。
あ、嫌で止めた訳じゃないんよ。」

「だったらなんで?」

康二くんが何か言おうとしてやめた。

「はっきり言ってほしいんだ。」

俺は続きを促した。

俺は、俺が未成年だから康二くんかお試し期間を続けてると思ってたけどホントは違ったのもしれない。


胸が痛い。俺は誕生日に振られるのだろうか。



康二くんの答えを待っていると康二くんに抱きしめられた。
まるで自分の表情を見せたくないかのようにぎゅっと。


俺は康二くんの顔が見たくてその腕から逃げようとした。

「このまま聞いて。お願いや。

俺ラウールのことが好きだよ。たぶんラウールが思ってる以上に。」

じゃあなんで?と聞こうとしたとき気づいた。


ソファーに座っている俺に康二くんは立ったまま抱きつかれたから俺の顔は康二くんの胸元にある。

だから気づいたんだけど康二くんの鼓動はすごく早かった。


「ラウが、俺を欲しがってくれるのはスゴい嬉しい。俺もラウが欲しいよ。

でも、ラウに抱かれたら俺ラウを逃してあげられないよ?
俺めちゃめちゃ重いよ?束縛するしされたい。
それでもええの?

ホンマはラウのこと考えると付き合わない方がええのわかってたけど····。」

康二くんの言葉がたんだん涙混じりになってきた。

康二くんの力が抜けたすきに康二くんを引き寄せ、ソファーに押し倒した。
康二くんはびっくりしたのだろう、目に涙を溜めたまま固まっている。

「言いたいことはそれだけ?康二くんは俺のこと好きなんだよね?」

康二くんは俺を見上げたままこくんと頷いた。

「じゃあ、それでいいじゃん。
逃がしてあげられないって、それは俺のセリフだよ。
重いの上等だよ!俺がさらに重く愛してあげるから。」

「でも、本当はラウにはもっとお似合いのかわいい子が・・・・。」

「それは誰のこと?俺にとってかわいい子は康二くんなのに。
俺は康二くんがいいの!はい以外の返事は聞かないからね。」

康二くんはあっけにとられた後くすくす笑い出した。

「うん、俺もラウールがええ。」

康二くんは上半身を起こして俺にキスをした。





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まや(プロフ) - YUKIさん» 罰ゲームの話気なってくださり嬉しいです。近々続きをあげる予定です!いやいや、むしろ読んでいただきホントにありがとうございます。コメントいただきめっちゃヤル気出ました\(^o^)/ (7月5日 18時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - ふかこじの罰ゲームのお話気になります笑いつも良いお話ありがとうございます(*´ω`*) (7月4日 22時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます!嬉しい言葉たくさんでニヤけてしまいました♪はわ、タグ教えていだだきありがとうございます。うっかりしてたので外しました。助かりました!! (6月25日 13時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄く良かったです!!何時も見てて何度も読み返すほど大好きです!これからも応援してます!私は見る専なのでまだ占いツクのルールは分からないのですがタグにオリジナル作品と付いたまま?になってます、長文失礼しました (6月25日 12時) (レス) id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まや | 作成日時:2023年6月25日 11時

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