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俺を引っ張って連れて行こうとする。
「なんで一緒に行かないといけないんだよ。俺は康二くん探しているのに。」
「だからその友達のところに連れていこうとしてるんだってば。」
女どもはすごく焦っているように見える。
「ひょっとして康二くんになんかあったの？」
「うん。彼、私たちがしつこい奴らにナンパされているとき助けてくれたの。
でも、その仲間？がやってきて彼のこと気に入ったって連れて行っちゃったのよ。
私たちはナンパされてたヤツから逃げてきたの。」
は？なんでナンパ女助けるかな。
でも康二くんのそこがいいとこか・・・。
「よくわからないけど、早くそこに連れて行って。」
「うん、こっち。」
連れた行かれた先には、康二くんが男に壁に押さえつけられていた。
「康二くんに何するんだ。」
「康二って言うんだ。俺、ホントお前好みなんだわ。」
がっしりとした目つきの悪い男が康二くんの腰を撫でる。
「嫌やっ。」
康二くんが嫌そうに身をよじらせる。
「康二くんから手を離せ。」
「ふぅーん、王子様登場ってか。お前はこいつのなんなの？」
男はニヤニヤしながら聞いてくる。
「康二くんは俺のだから。触るな。」
「と言ってるけどどうなの？」
男は康二くんに聞いている。
康二くんは固まって涙ぐんでいる。
そして今度は腰を抱こうとした。
俺はカァーっとしてその男に体当たりする。
俺が体当たりしてくるとは思ってなかったのだろう、男がよろめいて康二くんから手が離れた。
俺は康二くんの手を引っ張って走り出した。
「はぁはぁ、ここまでくれば大丈夫かな？」
俺は康二くんの手を引っ張ったまましばらく走った。
さっきの場所からはだいぶ離れている。
「康二くん大丈夫？」
康二くんを覗き込むと抱きついてきた。
「ラウ、ゴメン。怖かった・・・。」
「もう大丈夫だよ。僕がいるよ。」
康二くんが頷いた。
康二くんの背中を落ち着くようにポンポンと軽く叩く。
しばらくぐずぐず泣いていた康二くんだったが俺からパッと離れた。
「ラウ、迷惑かけてゴメンな。」
「迷惑なってそんなことないよ。僕こそ勝手に怒って康二くん置いてってゴメン。」
俺が康二くん置いて行かなければ康二くんをあんな目に合わせずに済んだのに。
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まや(プロフ) - YUKIさん» 喜んで貰えたようでよかったです＼(^o^)／こちらこそリクしていただきありがとうございました(#^.^#)私でよかったらリクしてやってくださいな♪大歓迎ですので(^^) (5月29日 19時) (
レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - わー！ありがとうございます(⌒‐⌒)めっちゃ読みたかった感じになっててすごいです!ありがとうございました！またリクしたくなったらしちゃうかもです笑 (5月29日 7時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まや | 作成日時：2023年5月29日 1時
