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「いや、そう言うわけでもないんやけどラウールはよかったのかなって。」
「どういう意味？」
「海まで来て男２人はないんかなって思って。」
「僕は康二くんと２人がいいんだけど。」
俺と一緒にいるより女の子の方がいいの？
ムカムカして、俺は食べ物を口に押し込んだ。
「トイレ行ってくる。」
俺は康二くんを置いて席を立った。
まったく俺の気持ちぜんぜん伝わってなくない？
どこに向かうでもなく足を進める。
イライラする。
それと同時に悲しい。
俺はそんなに意識されてないのかな。
康二くんのこと何度好きって言ったんだろう。
トイレと言ったけど別に行きたいわけじゃなく、今康二くんの前にいたら文句を言ってしまいそうだった。
足の赴くままずんずんと歩いていく。
結構歩いたとき、子供が泣いているのが目に入った。
どうやらただをこねているようだ。
何を言っても子供はヤダヤダと喚いて両親は困った顔をしていた。
その顔を見て康二くんを思い出した。
さっき康二くんはこういう顔をしていた。
「あーあ、俺はさっきの子供と一緒か。」
いくら康二くんの言葉に傷ついたといってもそれで怒って飛び出してるなんてさっきの子供と一緒じゃないか。
こんな子供のいうこと信じなくても当然か・・・。
俺は康二くんを手に入れるためにはもっと大人になる必要があるのかもしれない。
俺はもと来た道を引き返した。
俺は最初は歩いていたが、だんだん早歩きになり走り出した。
康二くんを置いてきてから結構時間が経っている。
早く康二くんに謝りたい。
きっと、さっきの場所にはもういないだろう。
店内が混んでたのに康二くんがいすわるわけないから。
さっき別れたテーブルに着いたが、やはりもうそこに康二くんはいなかった。
あたりを見渡すが康二くんらしき姿を見つけることができない。
電話をしても繋がらない。
怒ってて出てくれないのだろうか？
康二くんを探さないことには始まらないから、探しまわった。
しばらく探しているとケンカの原因になった女どもが俺のもとに寄ってきた。
懲りないヤツだなと思っただがどうも様子がおかしい。
「さっきの彼の友達だよね。ちょっと来て。」
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まや(プロフ) - YUKIさん» 喜んで貰えたようでよかったです＼(^o^)／こちらこそリクしていただきありがとうございました(#^.^#)私でよかったらリクしてやってくださいな♪大歓迎ですので(^^) (5月29日 19時) (
レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - わー！ありがとうございます(⌒‐⌒)めっちゃ読みたかった感じになっててすごいです!ありがとうございました！またリクしたくなったらしちゃうかもです笑 (5月29日 7時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まや | 作成日時：2023年5月29日 1時
