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「あー、疲れた。」
俺は帰るなりベッドに寝ころんだ。
あの後、ラウールの寝顔を撮った後少ししたらラウールが目を覚まして撮影を再開した。
でもほぼ取り終えてたのでちょっと撮影したら終了した。
ラウールはこの後も仕事があるみたいで先に帰った。
一緒に帰ろうと駄々をこねられたが、車という密室にラウールと一緒とか死んでしまいそうなんで丁重にお断りした。
「ええー、もう撮影終わったんだから康二くん帰っても問題ないよね？
ね、一緒に帰ろうよ。」
最後まで一緒に帰ると譲らなかった。
俺の腕を掴んで離そうとしなかったラウールだったが、あべちゃんが俺の状況に気づいて引きはがしてくれた。
ラウールに腕掴まれて一緒に帰ろうと言われるとか刺激強すぎるわ！
俺ラウールに腕掴まれて固まってたと思う。
「康二は俺が責任もって連れて帰るからラウールは先帰ってね。
あんまり我がまま言ってると・・・・・ わかるよね？」
ラウールが顔をなんだか引きつらせてたような気がするんやけど、なんだったんやろ？
あべちゃんは俺に背を向けてたからようわからんかったけど。
「残念だけど先に帰るね。また康二くんと会いたいな。」
ラウールは少し残念そうな顔をした後、ウィンクして帰った。
帰り際まで俺をドキドキさせる罪な推しやわ・・・。
「康二断ってよかったんだよね？」
ラウールが帰った後、あべちゃんに不安そうに聞かれた。
「ありがとな、助かったわ。
狭い密室にラウールと一緒とか死んでまうわ。」
「あはは、康二は本当にラウールのこと好きだね。」
あべちゃんがくすくす笑っている。
俺は赤くならざるえなかった。
「やってラウールは推しやから・・・。」
「だったら一緒に帰った方がいろいろ話せたんじゃない？
ラウールのことだからきっと康二の横陣取ってただろうし、顔だって見放題だよ」
「ええっ、そんなことされたら俺心臓もたへんもん。
顔見放題は魅力的やけど、俺の方見られたら俺の身が持たんもん！」
あべちゃんはずっと笑ってた。
その後、片づけとかを終わらせて帰ってた来た。
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作者名：まや | 作成日時：2024年2月18日 22時
