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俺が１番見たいもの、それはラウールの素顔。
ステージ上のめちゃくちゃかっこよくて美しいラウールもいいけど、普段のラウールの何気ない表情が見たい。
インライのラウールの素だとは思うけど、もっといろいろなラウールが見れるのが俺にもの他のファン嬉しいとおもう。
俺はしようと思ってることをあべちゃんとラウールにかくにんした。
２人ともニッコリ笑ってうなづいてくれた。
「今日はラウールのしたいことしよ？
まず何がしたい？」
「うーん、あ！康二くん行こ！！」
ラウールは周りを見渡しても一瞬考えたあと、笑って俺に手を差し出してきた。
その様子がめっちゃ王子様みたいでシャッターを切っていた。
「え、もう撮影始まってるの？俺全然顔作ってなかったのに。」
ラウールが唇を尖らせ文句を言った。
「おん、始まってるで。
でも、ラウールの自然な姿が撮りたいから顔は作らんでええで。」
拗ねるラウールが可愛いからまたパシャリ。
でも、顔作ってなくてあの王子様具合！
何しても様になるって美形は得やななんてしみじみ思ってしまった。
「ちょ、また撮った。もういいや、行くよ。」
ラウールは俺の手を取って歩き出した。
まずは牧場で牛や羊に餌をあげるラウールを撮った。
無邪気な笑顔がたくさん撮れたと思う。
俺も合間に餌をあげたのだか手まで食べられてしまいラウールにめっちゃ笑われた。
手がヨダレでベトベトになってしまった。
笑われたことに腹が立つどころか、今の笑顔が写真に撮れなかったことを悔しく思った。
その後は牧場の一部でバーベキューをしているラウールの写真を撮った。
準備の様子から写真を撮ったのだかラウールはすごく楽しそうでよかったと思った。
どうしても食べてるとこを撮りたかったのだ。
バーベキューができると聞いていたのでこれだと思った。
みんなのご厚意で俺もバーベキューのお相伴してしまった。
もちろん準備や後片付けも手伝ったで！
「はい、康二くん。これ美味しいよ！」
食べている時ラウールからバーベキューの串を差しだされた。
え、これは俗にいうあーんてやつ！？
俺は一瞬固まったあとすぐカメラを構えた。
これは撮らんわけにはいかんやろ。
「もう、康二くん写真撮ることばっかりに夢中にならないでよ。」
ぷんぷん怒るラウールの差し出した串を勇気を出してがぶりついた。
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作者名：まや | 作成日時：2024年2月18日 22時
