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ソワソワしているうちに2週間が過ぎた。



今日は撮影の日

少し郊外で撮影するとのことで迎えに来てもらえることになっていた。

流石にうちまでは気が引けるから近くのコンビニで待ち合わせになっていた。




早めに行って待ってるつもりが気づいたらギリギリになってしまった。


コンビニについてどの車かなと見渡していると、店の軒先にあべちゃん発見!


「おはよう、遅くなってゴメン。」

「おはよう!大丈夫だよ、今来たとこだから。」

朝からめっちゃさわやかな笑顔で返してくれた。




「この車だよ。」


あべちゃんはワゴン車に案内してくれた。

ヤバいドキドキするわ。

あべちゃん以外の方も乗ってるんよね?俺人見知りやから緊張するわ。


車の前で深呼吸してみた。
 

「なに、康二緊張してんの?」

「知らん人おるやろうし、緊張してしもうて・・・・」

「リラックス、リラックス!康二の隣は俺が座るから安心して。」

「あべちゃん優しい!」

思わずあべちゃんに抱きつく。


「それだけ人懐っこかったら緊張とかしなさそうなんだけど。」

「俺、初めて会う人には人見知り発揮してしまうねん。
あべちゃんは前回あったから大丈夫なんやけど。」

あべちゃんはくすくす笑いながらか先に乗った。


「ほら、康二もおいで。他のみんなには康二が人見知りすること言っとくから。」

「ありがとな。
お邪魔しまーす。」


俺は大いに緊張しながら車に乗り込んだ。










2時間後、到着した。

着いたのは草原、牧場みたいな感じだった。


「まったく康二何が人見知りなの?
最初あべちゃんがいてよかった、知らん人ばかりやろうからどうしようと思ってたなんて言ってたくせに着くころには楽しそうに話してたじゃん。」

あべちゃんがあきれたように呟いた。

「やって、みんなええ人やったもん。
俺に話しかけてくれたりお菓子くれたり・・・」


そうなのだ、心配はぜんぜん必要なかった。

みんな俺のことを気にかけてくれて親切やった。


こんな得体のしれないカメラマンもどきなんて相手にしてられないとか思ってないだろうかと思っていたのに。


「まぁ、ここにつくまで嫌な思いとかしなかったようでよかった。
あ、他のスタッフも紹介するね。」

あべちゃんはすでに現地でスタンバっていたスタッフの方々を紹介してくれた。

みんなに緊張しながら挨拶を返した。









次こそラウール出るはず・・・・
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作者名:まや | 作成日時:2024年2月18日 22時

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