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「あ、コーヒー旨い。」
阿部さんはコーヒーを一口飲んで笑顔を見せた。
「せやろ？ここのめっちゃ美味しいんよ。
あ、スイマセン。」
「敬語じゃなくていいって。
Ｒね、本当向井さんと会うの楽しみにしてて今日いきなりずらせない仕事入って最後まで駄々こねてたんだ。会いたかったのにって。
向井さんもＲに会いたくない？」
もちろん会いたい。
どんな人だかぜんぜんわからんけどそれだけ俺の写真気にってもらえてるの嬉しい。
久々の感想はものすごく嬉しかったんや。
俺に会いたくて駄々こねるとか嬉しい。
「ホンマに俺で大丈夫やろか？」
「むしろＯＫもらって帰らないと俺が文句言われるかも。
助けると思って仕事受けてくれないかな？」
首をコテンと傾けて尋ねてくる。
阿部さんってばあざといっていうか勧誘とかうまそう。
「わかったわ。
俺にその仕事させてください！」
「本当？ありがとう。よかった。」
やっぱりちょっと大丈夫か不安やけどこんなチャンス棒に振るもったいないもんな。
「Ｒさんも撮影の時来るんよね？
あ、タレントさんて誰？俺知ってるやろか？」
俺あんまり詳しくないんよね。
俺の言葉に阿部さんはキョトンとした顔をしたあと笑った。
「あはは、そう来たか。
だったら内緒って言っとこうかな。向井さんは知ってると思うよ。」
「内緒なん？
でも誰でも精いっぱい頑張るわ。
俺に仕事任せてくれたＲさんのためにも！」
俺は自分のできうる限り最高の写真を撮ってやろうと思った。
「よし、その意気だね。
もうすぐお昼なんだけどこのまま詳しい話していい？奢るよ？」
「え、奢ってくれるん？
やったー！ここのご飯も美味しいけど他の店でもかまへんよ。
詳しい話聞きたいし。」
「じゃあ、ここのご飯も食べたいからこのままここで。」
そのまま打ち合わせを続けた。
阿部さんはものすごく話しやすくて別れるころには『康二』と『あべちゃん』と呼び合うようになっていた。
撮影は俺の都合になるべく合わせると言ってくれたが俺は予定なんてなかったからいつでもいいと伝えた。
後日あべちゃんから連絡が来て約２週間後に撮影となった。
ちなみにあべちゃんルートは考えておりませんｗｗｗ
名前とか人物像考えるのめんどかったんであべちゃんに(笑)
ついでに言うと今構想しているnbkj話もあべちゃんマネジャーしております。
次こそラウール出したい・・・！
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作者名：まや | 作成日時：2024年2月18日 22時
