オレンジスマイル

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「しょっぴーおめでとう！これプレゼント。
受け取ってや。」


誕生日当日２人だけの時を狙ってプレゼントを渡した。


プレゼントを決めてすぐ買いに行った。

形が少し変わってるけどシンプルなフープピアス。



「ありがとう。開けていい？」


しょっぴーは受け取ると嬉しそうに包みを開けだす。


「ええで。ゴメン、俺結局しょっぴーが欲しい物がわからなかったんや。
だから、俺がしょっぴーにあげたいものにしたんよ。」


「おっ、ピアス。いいじゃん、つけていい？」


しょっぴーが今つけているものをはずして、プレゼントをつけた。


「うん、やっぱり似合ってるわ。」


「似合うか？康二ありがとう。
気にったわ。このままつけとこうかな。」


今までつけてたピアスをさっきまでプレゼントの入ってた箱に入れるしょっぴー。


「気にってくれたみたいでよかったわ。
たくさん使ってくれると嬉しいわ。
俺めっちゃ何にするか悩んだんやで。」


「康二が選んでくれたんだし気に入るに決まってるじゃん。」


鏡にピアスをつけた耳を映し満足そうにしていて嬉しくなる。


「ホントは他に欲しい物あったんとちゃう？」

「康二が選んてくれたものがよかったからこれ嬉しい。」


しょっぴーはピアスを指して言った。


「しょっぴーが身に着けれるものにしたいと思ったんよ。」


「身に着けれるもの？」


「うん、しょっぴーの側にいつもいれたら嬉しいなって。」


「それって、康二自身が思ってることだったりする？」


しょっぴーにじっと見つめられている。


う、いれたらやないやん。置いてくれたらやん。

これって、なんかヤバくない？






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