オレンジスマイル

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ここはBLゲームの世界。


だから康二は攻略者の誰かとくっつくはずだったの。

でも、誰とも上手く行かなかったからBADENDで死んじゃったというわけ。

　
攻略者は誰だって？

そりゃ、あんたのグループのメンバーよ。


え、男だって？

当たり前じゃないBLゲームなんだから。


なんでBLゲームかって？

それは私の趣味に決まってるじゃない。


ゲームの世界なのにゲームしてないって？

ガタガタうるさいわね、生き返りたくないの？


私は優しいから特別に男だったら誰とくっついてもクリアにして死なないようにしてあげるわ。

あ、他のグループの子でも大歓迎よ！

ちなみにあんたは受け専用だから。

え、私はリバは好きじゃないの。


意味がわからないって？

大丈夫、おいおいわかるから。

誰ともくっつくなかったらまた死ぬだけね。

今度はこんなふうにリ・スタートなんてないから覚悟することね。








「で、どうすんの？やるの？やらないの？
まあ、やらないを選んだらあんたはこのまま消えてなくなるだけだけどね。」

「答えは決まってるやん。生き返りたい！」

「そうね、このままじゃあんたまた死にそうだからあんたを男に好かれやすい体質にしてあげるわ。」

「えっ、そんなんいらないわ。」

「また、死にたいの？まあ、嫌がっても決定事項だから。
何なら、何人と付き合ってもいいのよ。
私は3pも4pもそれ以上でも美味しいと思ってるから！」


そんなあんたの好みなんて聞いてないわ。


「男と付き合えば俺死ななくてすむの？」

「そうね、一応EDにも種類があるんだけど死なないようにはしてあげる。」


ちょろっと誰かに付き合ってもらう振りすればいいやろ。



「じゃあ、ここでゴタゴタ話してても仕方ないし生き返らせるね。」

「よろしくお願いします！」

「あんたの今までの積み重ねもあるだろうし、時間は戻さないでおいてあげる。
ここから頑張って彼氏作りなさいよ。」

「はーい、ぼちぼち頑張るわ。」

「あ、ちなみにこのゲーム成人向けだから付き合う＝えっちは必須だからね。」

「え！？」





気づいたら、元の世界に帰ってきていた。

俺に向かってきた車はぶつかるホンの数メートル前でハンドルを切り替えてどっかに行ってしまった。


「なんかあの人怖いこと言ってたんやけど····。

まぁ、ええかなんとかなるやろ。」


俺は目的地へと急いだ。











お気に入りが増えてて更新しとくかなってことで前書いた出だしだけをｗｗ
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欲しいモノ　　nbBD話　1→←BLゲームの世界って本当ですか？　1　出だしのみ　

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