・ ページ13
「え、俺幽霊なん？」
「どうみてもそうだろうが。透けてるし。」
「俺透けてる？ あ、マジや。」
男は自分の透けた手や体をまじまじと見ている。
男の様子に拍子抜けした俺だったが幽霊であろうヤツにあった怖さがぶり返して逃げようとした。
「ま、待ってや。俺何もせんから逃げんといて。怖いもん。」
男は俺を掴もうとしたが手は俺を擦り抜けた。
俺は鳥肌が全身に立って腰が抜けた。
擦り抜けた手に男は悲しそうな顔を見せた後、ボロボロと泣き出した。
「俺幽霊なん？なんにもわからへん。」
ボロボロと鳴く様子が可愛そうに見えた。
たぶん幽霊なんだろうけど、怖くないかもしれない。
俺は抜けた腰に気合を入れて起き上がった。
「何にもわからないのか？」
俺はそいつに尋ねてみた。
「おん。・・・あ、もしかしたらコウジって名前かもしれん。
今ふと浮かんだんよ。」
「そうか、名前しかわからないのか・・・。
ひとまず、この部屋から出ていってもらっていいか？」
話しかけたあとマズイと思い俺はこいつを部屋から追い出そうと思った。
なんとなくだかこのまま話してたら居つかれる気がしたのだ。
さすがにそこまで怖いとは思ってないが、知らないヤツといつまでも一緒にいるのは嫌だったから。
俺はそいつを押してでも部屋の外に出したかったのだが触ることができないため何も手出しは出来なった。
「そんなこと言わんでここに置いてや。俺なんも自分のことわからないんやで？
しかも幽霊になってるし・・・。
一生のお願いや。」
一生のってもう死んでるんじゃね？と思ったが、怒らせて変な目にあうのも嫌だったから言わないでおいた。
「嫌！、って言ってもお前ここ出てかないんだろ？」
「どうしても嫌って言われたら諦めるしかないんかな・・・。」
ひどく悲し気に言われてうっかり同情心がわいてしまった。
「何もしないんだったら勝手にしろよ。」
「ホンマ？ありがとう。
あ、名前なんて言うん？なんて呼べばええの？」
「翔太」
「ショウタくん、ありがとな。」
さっきまで泣きそうな顔してたのが嘘みたいにニコニコとコウジは笑った。
その顔を見て、うっかり下の名前だけだけど本名言ってしまってしまったと思ったんだがまぁいいかって気になった。
続きませんｗｗｗ
ふと思いついた話をあまり深く考えず書いてみた。
この後はしょっぴーにすっかりなつき、憑いて(笑)帰ると思います。
教室での出来事 1 snkj→←キミは幽霊 思いつき話でオチありませんｗｗｗ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まや(プロフ) - わたたいさん» す、スイマセン私には難しいかと。悲しい系や辛い系は書かない(書けないかも)ことにしてるので。 (11月12日 0時) (
レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - まやさん» 病系でも大丈夫ですか？ (11月11日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - わたたいさん» はじめまして！リクエスト大丈夫ですよ(*^^*)よかったらしてやってくださいな。ただ内容によっては答えられないときとかもありますが(^_^;) (11月9日 7時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月9日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - YUKIさん» リクエストありがとうございました!キュンキュンしてもらったようで良かったです(*^^*)壁は私のとこもムリですがTverにお世話になってます。田舎に住んでるので大概のものがそんな感じですが（笑）はーい、よかったらまたリクしてやってくださいませ♫ ( (10月24日 19時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まや | 作成日時：2023年10月2日 0時
