検索窓
今日:45 hit、昨日:42 hit、合計:50,391 hit

インソムニア fk→kj 1 ページ1

,
fk side





「康二、寝るぞ。」


俺はベッドに横たわると隣をポンポンと叩いた。

康二はちょっと戸惑った後、俺の横に潜り込んだ。


「なんか照れるな。」

康二が頬を掻きながら言った。


「初めてじゃあるまいし、いちいち照れるな。」

俺は素っ気なく返した。


「そうやけど、なんかな。」

もう寝ろと言わんばかりに横に寝ている康二の背中を擦ってやる。


「えー、まだ寝ない。せっかくだからふっかさん話そうや。」

俺の意図に気付いた康二が文句を言ってきた。


「あくびしてるくせになに言ってるんだよ。寝な。
早く目のくま治せ。」

とどめとばかりに頭を撫でてやる。

ふにゃとした笑顔を康二は浮かべた。


「ふっかさんいつもありがとな。
気づいてくれるのいつもふっかさんやもん。大好きや···。」

最後の方はむにゃむにゃと呟いていてよく何言ったかわからかった。

康二は目を閉じたかと思ったら寝息をたて始めた。










康二は不安になると1人で寝れなくなる。

いつもむやみに絡んでくるくせに1人では寝れなくなっても絶対言わないのだ。



今回は仕事がしばらく被らなかった為気づくのが遅くなってしまった。


「あーあ、くま作らせてしまったな。」

康二の目の下に薄くできているクマを撫でる。


正直不覚だ。

事務所があんな感じで、舞台も迫ってきている状態。

康二が不安になるだろうことは予測がついたはずなのに。


顔を触られてくすぐったかったのか康二が俺の指から逃れようとイヤイヤと首を振る。

起こしてはいけないからその手をどける。

康二の顔が緩んだ。


「可愛くてムカつく。」

思わず口から漏れた言葉。


俺がいつも康二の状態に1番に気づくのは俺が康二のこと気にしてるから。

誰かと一緒じゃないと寝れない康二の横に俺以外がいてほしくないから。

康二を寝させるために仕方なく一緒に寝ているふうを装うってるがちょっとだけラッキーだなんて思ったりするのだ。


正直照にはバレていて言われてしまった。

『康二の抱き枕係はふっか専用だろ?他のヤツに任せたくないんだろ?』

そうなんだけど、指摘されると恥ずかしすぎるんだが。


でも、照は俺以外のヤツがこの役目を果たさないようにそっと邪魔してくれてるから感謝するべきなんだろうけど。











.

 2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
201人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , snkj , すのこじ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まや(プロフ) - わたたいさん» す、スイマセン私には難しいかと。悲しい系や辛い系は書かない(書けないかも)ことにしてるので。 (11月12日 0時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - まやさん» 病系でも大丈夫ですか? (11月11日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - わたたいさん» はじめまして!リクエスト大丈夫ですよ(*^^*)よかったらしてやってくださいな。ただ内容によっては答えられないときとかもありますが(^_^;) (11月9日 7時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - こんばんは!リクエスト大丈夫ですか? (11月9日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - YUKIさん» リクエストありがとうございました!キュンキュンしてもらったようで良かったです(*^^*)壁は私のとこもムリですがTverにお世話になってます。田舎に住んでるので大概のものがそんな感じですが(笑)はーい、よかったらまたリクしてやってくださいませ♫ ( (10月24日 19時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まや | 作成日時:2023年10月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。