2 ページ36
.
あの日は、康二がものすごく落ち込んでいた。
康二の発言で炎上してしまい、その次の日がみんなでの収録だったのだ。
来た当初、康二は思ったより平気そうな顔をしていたのだがみんなで話しているときに炎上の話題になってしまったのだ。
みんなその話題を避けるようにしていたのだが、似たような話題になった時康二が自虐ネタの様に言った。
『ははは、俺炎上してしもうたしな。』
自分で言って自分で傷ついたのだろう。
目があっという間に潤みだし『ゴメン』と言った後逃げるようにその場から走って行った。
俺は康二の後を追いかけようとしたのだが照に引き留められた。
『俺に行かせて』
照は康二の後を追いかけて行った。
『２人遅いな。ちょっと様子見てくるわ。』
『俺も行くわ。』
収録時間が迫ってきているのに２人が戻ってこないので気になって探しに行こうと思ったら、佐久間もついてきた。
途中で別れてそれぞれ探すことにした。
しばらく探していると２人を見つけた。
少し陰になっている自販機の横のベンチにいた。
声をかけようと思ったが、２人が話していたのでやめた。
康二は横に座っている照に抱きつくように座っており照の手は康二の腰に回っていた。
え、なにあれ？どこぞのカップル？
少し陰になっているといえどもみんなが通るとこだよな・・・。
俺の気持ちを知らず２人は話続けている。
『俺どうしてこうなんやろう。思ったことつい口から出てしまうんよ』
康二が悲し気な顔をしていった。
『まぁ、でも人の発言に対してパッと反応できるとこが康二のいいとこでもあるからな』
照が優しい顔で言った。
『でも、俺もう何度めかわからんもん。』
『じゃあ、俺がいる時は俺がフォローするから。
いない時は発言する前に一回深呼吸してみな。一呼吸したら言ってもいいことか悪いことか考えれるだろ。』
あの照の言い方と表情。
どこが弟だよ。弟にあんな目向けるヤツいねぇだろうが。
『そうやね。ありがとう照にい。』
康二は照にギュッとさらに抱きついた。
抱きついた後、顔をちょっと赤くして照から離れた。
今更照れるとこ？
まぁ、照の一方通行ではなさそうっぽいな。
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まや(プロフ) - YUKIさん» コメントありがとうです。はーい、次新しい話書く時にでもまた作ろうと思ってます！がんばりまーす♪ (9月23日 21時) (
レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - 短編集、めっちゃ楽しみにしてますね🎵笑 (9月23日 20時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» シュチュにあまり添えてないかなと心配してたのですが可愛いと言っていただきよかったです(*^^*)こちらこそリクエストしていただきありがとうございました！ (8月28日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - リクエスト応えて頂きありがとうございました！ 甘々ラブラブなのに無自覚ないわこじ可愛くて笑 ありがとうございました！ (8月28日 8時) (レス) @page37 id: c6e2fc15fc (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» 遅くなりましたがリク仕上がりましたー！遅くなったのでここで報告してみたりｗｗｗ (8月27日 22時) (レス) id: 3bd2d23b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まや | 作成日時：2023年7月23日 15時
