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「もしかしたらそうなのかもしれんわ。覚えてないんよ。」
康二は俺の方をまっすぐ見ない。
嘘をついている気がする。
「俺ね、このブレスレットの持ち主を探してたんだ。
この持ち主に会いたいって。」
「どうして？」
「記憶が抜けてるのは嫌だし、その記憶が幸せな記憶な気がするんだ。
康二ホントに覚えてないの？」
「うん・・・・。」
康二が俺のことを見ない。やっぱり嘘だ。
「俺、あの日記憶はほとんどないんだけど誰かが俺の部屋に来てその人を抱いたんだと思う。」
康二の顔色が変わった。
「めめ覚えてるん？」
「いや、その人が誰だかわからないんだけど康二だったらいいのにって思ってる。」
「え、どういうこと？」
康二の目が不安げに揺れている。
「康二はいつも俺に話しかけて来てくれたのに康二に避けられてすごく寂しかった。
康二を抱きしめたときなんとなくこの体を知っていると思ったんだ。
俺、康二のことが好きなんだと思う。」
「ホンマに？」
「嘘ついてどうするんだよ。こんなこと冗談じゃ言わない。」
康二をぎゅっと抱きしめた。
康二はおずおずと俺の背中に手を回した。
手が震えている。
「あのブレスレットは俺のだよ。
・・・・ホンマに俺でええの？」
「うん。今俺が抱いたのが康二だってわかって嬉しいもん。」
康二がパッと顔をあげて笑った。
「俺めめのことが好きや。
俺もあの日のことは覚えてないけど朝裸でめめの腕の中にいて変なとこ痛いし、ヤバいと思って逃げたんや。」
「なんで逃げたの？」
「俺はめめのこと好きだけどめめはそうじゃないから、
めめに俺を抱いたことにがっかりされたくなかったんや。」
「俺は十分後悔してるけど？」
康二の顔が暗くなる。
「康二のこと抱いたのに覚えてないなんてもったいない。
だから改めてやり直させてくれないか？」
俺の言葉に康二の暗かった顔がぱっと明るくなった。
「康二明日は昼からだよね？抱いていい？」
「えっ、いきなり？心の準備もへったくれもないやん。」
康二は顔を真っ赤にしている。
「まぁ、でも一回しちゃってるわけだし。ね？」
俺がにっこり笑って言うと康二が顔を赤くして頷いた。
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まや(プロフ) - YUKIさん» コメントありがとうです。はーい、次新しい話書く時にでもまた作ろうと思ってます！がんばりまーす♪ (9月23日 21時) (
レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - 短編集、めっちゃ楽しみにしてますね🎵笑 (9月23日 20時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» シュチュにあまり添えてないかなと心配してたのですが可愛いと言っていただきよかったです(*^^*)こちらこそリクエストしていただきありがとうございました！ (8月28日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - リクエスト応えて頂きありがとうございました！ 甘々ラブラブなのに無自覚ないわこじ可愛くて笑 ありがとうございました！ (8月28日 8時) (レス) @page37 id: c6e2fc15fc (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» 遅くなりましたがリク仕上がりましたー！遅くなったのでここで報告してみたりｗｗｗ (8月27日 22時) (レス) id: 3bd2d23b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まや | 作成日時：2023年7月23日 15時
