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「俺手持ちのお金あんまりないんだけどいくらなの?
カードならあるけど····」
「カードも大歓迎やで!」
康二は俺が取り出したカードを奪うとそのカードにチュとキスをした。
「・・・・カードでお願いします。」
特別コースと決まると最初座ってたとこではなく個室のソファーのある部屋に移動した。
佐久間くんも一緒に移動してきたけどiPadを片手に持っていた。
「あ、1人は寂しいから一緒に行くけど離れたとこで2人眺めながら嫁見てるから気にしないで。」
ニッコリと佐久間くん。
いや、気になるだろと思ったが康二が隣に座って体を寄せてきたからそれどころじゃなくなった。
「めめは俺だけ気にしてればいいの。」
俺の膝に康二のスカートから伸びた膝が当たった。
「康二近い・・・」
「離れた方がいい?」
ちょっと悲しげな表情で言われたら首を振るしかない。
「いや、大丈夫。」
「なら、よかったわ。
それよりなんか頼む?食べさせたるよ?」
康二は、俺の方にメニュー表を見せ覗き込むように見るから抱きつかんばかりの距離になった。
いつもの香水より甘めな匂いにドキドキが強くなる。
こんな格好してても、相手は男!
しかも同じグループの仲間。
細い腰を強調するようなウエストを絞ったエプロンのひもが手にあたり解きたい衝動にかられた。
「めめ?どうしたん?」
返事のない俺にじれたのか、康二が俺を覗き込んでくる。
仕事の時とは違うメイクにまつ毛長いなぁと妙なとこに感心してしまった。
「めめ?聞いてる?」
「ああ、ゴメン。何がいいか考えてた。
おススメは?」
康二にドキドキしてたなんて絶対言わない。
「このパンケーキと飲み物のセットかな?
俺がパンケーキにデコレーションしてあげられるしいいと思うけど。」
「じゃあ、それで。」
「あと俺も喉乾いたからなんか飲んでええ?
あとこのフルーツも食べたい。」
これは俺の支払いの感じだな。
まるでキャバクラ(行ったことないけど)のようだと思った。
「ああ、頼めばいいんじゃないか。」
「めめありがとー!」
嬉しそうに俺に抱きついてくる康二にキャバ嬢に貢ぐヤツの気持ちが少しわかってしまった。
「ちょっと待っててな。」
康二は俺の横から立つと少し離れたとこにある受話器を手に取って注文をしているようだ。
少し経つと俺のもとに戻ってきた。
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まや(プロフ) - YUKIさん» コメントありがとうです。はーい、次新しい話書く時にでもまた作ろうと思ってます!がんばりまーす♪ (9月23日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - 短編集、めっちゃ楽しみにしてますね🎵笑 (9月23日 20時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» シュチュにあまり添えてないかなと心配してたのですが可愛いと言っていただきよかったです(*^^*)こちらこそリクエストしていただきありがとうございました! (8月28日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - リクエスト応えて頂きありがとうございました! 甘々ラブラブなのに無自覚ないわこじ可愛くて笑 ありがとうございました! (8月28日 8時) (レス) @page37 id: c6e2fc15fc (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» 遅くなりましたがリク仕上がりましたー!遅くなったのでここで報告してみたりwww (8月27日 22時) (レス) id: 3bd2d23b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まや | 作成日時:2023年7月23日 15時