爆発 ページ47
ドッカァァアアアアンッッ！！！
べ「！？？」
「！！」
凄い音と共に地面が揺れる。
私はバランスを崩して床に片膝を付いた。
音が聞こえたのは私達の後方、
今まで歩いて来た廊下を見ると・・・
べ「！！！」
「！？」
地下と地上を繋ぐ唯一の階段は見るも無残に崩れ、
瓦礫の山と化していた。
べ「・・・・何したの？」
？「いやぁ、君達の上の階を爆発させてもらったよ。火薬は少なめだったハズだが、脆かったのかな？ビルは倒壊したようだね。」
「！？」
つまり、今までいた１階から３階は爆発によって
崩れたらしい。
地上は瓦礫の山だろう・・・。
べ「・・・何が目的なの。」
ベルの表情が険しくなる。
？「ハッハッハ！！わからないかい？復讐だよ・・・君達のせいで大変な目に遭ったからね・・・。ここで死んでもらうよ。」
べ「しししっ♪俺達しぶといよ？そう簡単には死なない。」
「・・・。」
ベルはこんな状況でも構うことなく、男を挑発する。
私は黙ってそんな会話を聞いていた。
？「そうかい・・・・・。所で君達、地下２階はまだ見てないのかい？」
べ「・・・？見てないけど・・・」
「・・・・？」
すると男は突然に話題を変える。
突然に変わった話題に、私とベルは何の事かと首を
かしげた。
？「そうか・・・じゃあ・・見せてあげるよ。」
ドッカァァアアアン！！
べ「！！？？」
「！？」
その男の言葉と共に、階段に一番近かった部屋が
爆発した。
廊下に土ぼこりが舞う。
？「そうそう君達、考えておくれよ。」
べ「・・・？」
？「水は低い場所へと流れるんだよ・・・？
そこの１階もだいぶ濡れているけど・・・・。」
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年7月20日 13時
