夜空を見上げる鮫と月 (ページ18)

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片付けページ18

マーモン・ルッスーリア side

マーモンとルッスーリアはAが出て行った方を
見たまま固まっていた。

　ル「・・・今・・・Aちゃん笑ってたわよね・・・？」

　マ「・・・そうだね。」

二人はあのAが少し笑っていた事に驚き、
片付けの手が止まっていた。

　ル「良かったわぁ～♪あの子ずっと無表情だから心配だったのよぉ～ボスとの挨拶上手くいかなかったみたいだしぃ～」

ルッスーリアはまた片付けを再開する。

　マ「ボスが機嫌悪いのはいつもの事だしね。まぁ、まさかAが笑うとは思わなかったよ。あれは激レアだね、お金取れるよ。」

マーモンはお金の話に結び付けたいようだが、
それでもAの笑みには驚いていた。

　ル「少しは仲良くなれたのかしらねぇ♪また今度お茶会開くわよぉ～！その時はマーモンも参加する？」

　マ「そうだね、タダで参加できるなら、来てやってもいいよ。」

二人は次のお茶会の話をしながら片付けを進める。

次の紅茶はあれがいいだとか、

新しいお茶菓子を増やすのだとか。

そんな話をしながらの片付けは時間がかかり。

終わった頃にはすっかり日付を跨いでいるのであった。