入隊理由 ページ16
Aside
お茶会ではルッスーリアが今のヴァリアーについて、
色んな事を話してくれた。
レヴィはボスが大好きで、基本的には部屋から
出てこない事。
スクアーロは凄腕の剣士である事。
ベルは本当にある国の王子様である事。
マーモンはこう見えてお金が大好きだという事。
そして、ボスのザンザスはとても強くて、機嫌が悪いと
手が付けられないという事。
私は話を聞きながら相槌で頷く。
マ「・・・ところで、君はどうしてヴァリアーに入ったんだい？」
「！」
話が一段落した所で、紅茶を飲んでいるとマーモンが
私を見上げながらそんな事を言った。
「・・・。」
ル「そうねぇ〜Aちゃん、可愛いの女の子なのにこんな男ばかりの暗殺部隊に入るなんて何か理由があるのかしらぁ〜？」
ルッスーリアも興味があるらしい。
たいした理由がある訳ではないのだが・・・。
「・・・・拾われた。」
マ・ル「！・・・」
話してくれるとは思ってなかったのか二人は少し
驚いている。
そう。
私は拾われたのだ。
人を殺す事を何とも思わない私は、今までも暗殺の
依頼を受けて生活していた。
そんな生活の中・・・
私は・・・
マ「ふぅーん。それなら僕達と差ほど変わらないね。」
「・・・。」
私が昔の記憶を呼び起そうとしていた所で、マーモンが
そんな事を言った。
ル「そうねぇ〜♪私達もボスに拾ってもらってここに居るようなものよ♪だからAちゃんと同じよぉ〜♪」
「・・・。」
ルッスーリアはそう言うと、持っていたカップを置き、
お茶菓子をつまむ。
ル「ワタシ嬉しいわぁ〜♪ムサイ男ばかりだったから
Aちゃんみたいな可愛い娘が欲しかったのよぉ♪」
「・・・？」
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年7月20日 13時
