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「ねぇ、俺の女に何してんの」
その声は
いつもより1トーン低い
善逸の声だった。
善「ねぇ、早く離してくれる?」
小「あ!?俺に指図すんじゃねぇ!!」
ブンッ!!
いきなり小林くんが善逸に殴りかかっていった。
善逸、どうしよう。
あなたはそんなに強くないよ。
不良に勝てるほどの力なんて持ってないよ。
……そう、思ってたのに。
善「指図すんな?
ふざけんなよカスが」
ドカンッ!!
小「ゴハッ!?ゲホッゲホッ……」
なんと、善逸はあの強い小林くんに一発入れていた。
何で、善逸が……
昔の善逸は泣き虫で、弱虫で、ヘタレで。
私が守ってあげないといけない善逸だったのに。
善「これ以上俺たちに近づいたら……
お前の内蔵えぐり出してやる。消えろ。」
いつも以上に怒っている善逸は
声がとっても低かった。
私でもかくかくと震えてしまった。
小「ひっ……」
ドタドタドタドタ……
小林くんも善逸の怖さに怯み、
情けない声をあげ逃げていった。
善「陸奥花、大丈夫!?
怪我してない?変なことされてない!?」
少しの心配もしてくれないと思ってたのに
善逸はとっても心配してくれた。
ポロッ……ポロポロ
善「!?ちょっ、陸奥花……?」
いつのまにか、私の目からは大量の涙が溢れていた。
嬉しくて、嬉しくて。
……あの小林くんが、怖くて、怖くて仕方なかったからなのもあるけど。
『ほんとにっ、怖かった……っ
うぅっ、善逸ありがとぉ……っ』
泣きじゃくりながら善逸にすがり付く。
善逸は戸惑いながらも、私を抱き締め返してくれた。
こういう優しいところを
わたしは好きになったんだな……
この優しさに浸っていられるなら
もう少し、幼馴染みの関係でもいいかもね。
善(……やっばい
可愛さ半端ない
え、好きだわ)
ほんとは両想いだったことを知るのは、
この3ヶ月後だったとか。
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月詠(プロフ) - 勝手に眼鏡つけたりしました。すいません。やはり描きなおした方が良いですかね…? (2020年4月24日 21時) (レス) id: c221df1371 (このIDを非表示/違反報告)
月詠(プロフ) - リクエストしていただいたイラストが完成しました!https://uranai.nosv.org/u.php/novel/muroaki2222/?p=%B7%EE%B1%D3&&ans=14通知が随分とおくれてしまいました…。すみません…。 (2020年4月24日 21時) (レス) id: c221df1371 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - +*.マカロニン.*+さん» ありがとうございます。話面白かったです。 (2020年3月23日 14時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - トゥインクル中井さん» あなた神ですか?もう、神様と呼ばさせてくださいm(_ _)m神作者さんもお願いいたしますどうかそう呼ばさせてください (2020年3月20日 19時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - 作者さんいえ神作者さんありがとうございますゆういつの推しの雷兄弟が私、死んでもいい (2020年3月20日 19時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+*.マカロニン.*+ x他1人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年2月2日 20時