検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:35,963 hit

ページ3

「ねぇ、俺の女に何してんの」

その声は
いつもより1トーン低い


善逸の声だった。

善「ねぇ、早く離してくれる?」

小「あ!?俺に指図すんじゃねぇ!!」

ブンッ!!

いきなり小林くんが善逸に殴りかかっていった。
善逸、どうしよう。

あなたはそんなに強くないよ。
不良に勝てるほどの力なんて持ってないよ。



……そう、思ってたのに。

善「指図すんな?
ふざけんなよカスが」

ドカンッ!!

小「ゴハッ!?ゲホッゲホッ……」


なんと、善逸はあの強い小林くんに一発入れていた。

何で、善逸が……
昔の善逸は泣き虫で、弱虫で、ヘタレで。

私が守ってあげないといけない善逸だったのに。


善「これ以上俺たちに近づいたら……
お前の内蔵えぐり出してやる。消えろ。」


いつも以上に怒っている善逸は
声がとっても低かった。

私でもかくかくと震えてしまった。

小「ひっ……」

ドタドタドタドタ……

小林くんも善逸の怖さに怯み、
情けない声をあげ逃げていった。


善「陸奥花、大丈夫!?
怪我してない?変なことされてない!?」


少しの心配もしてくれないと思ってたのに
善逸はとっても心配してくれた。

ポロッ……ポロポロ


善「!?ちょっ、陸奥花……?」


いつのまにか、私の目からは大量の涙が溢れていた。
嬉しくて、嬉しくて。

……あの小林くんが、怖くて、怖くて仕方なかったからなのもあるけど。

『ほんとにっ、怖かった……っ
うぅっ、善逸ありがとぉ……っ』


泣きじゃくりながら善逸にすがり付く。
善逸は戸惑いながらも、私を抱き締め返してくれた。


こういう優しいところを
わたしは好きになったんだな……

この優しさに浸っていられるなら
もう少し、幼馴染みの関係でもいいかもね。


善(……やっばい
可愛さ半端ない
え、好きだわ)



ほんとは両想いだったことを知るのは、
この3ヶ月後だったとか。

伊黒小芭内 浮気? 凪様リクエスト→←我妻善逸 風紀委員



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:鬼滅男子 , 短編集 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月詠(プロフ) - 勝手に眼鏡つけたりしました。すいません。やはり描きなおした方が良いですかね…? (2020年4月24日 21時) (レス) id: c221df1371 (このIDを非表示/違反報告)
月詠(プロフ) - リクエストしていただいたイラストが完成しました!https://uranai.nosv.org/u.php/novel/muroaki2222/?p=%B7%EE%B1%D3&&ans=14通知が随分とおくれてしまいました…。すみません…。 (2020年4月24日 21時) (レス) id: c221df1371 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - +*.マカロニン.*+さん» ありがとうございます。話面白かったです。 (2020年3月23日 14時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - トゥインクル中井さん» あなた神ですか?もう、神様と呼ばさせてくださいm(_ _)m神作者さんもお願いいたしますどうかそう呼ばさせてください (2020年3月20日 19時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
particle e(プロフ) - 作者さんいえ神作者さんありがとうございますゆういつの推しの雷兄弟が私、死んでもいい (2020年3月20日 19時) (レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:+*.マカロニン.*+ x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年2月2日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。