【ONEPIECE】temptation of love (ページ22)

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＊storysixtyone＊ページ22

また船長の部屋から女性の声が聞こえる。

もう聞き飽きたぐらいだ。

片手に新聞を持ち、廊下をウロウロして待つ。

新聞に書いてある内容は船長の言っていたあの女

流行りの女盗賊の事、

船長と関わりがある海賊、
ユースタス・キャプテンキッドはあの女の手玉に取られていたとかなんとか。

そんな事が新聞に載っていた。

廊下の角から飛び出てきた女。
ボーとしていた俺には避けられず不意にぶつかってしまう

シャチ「いてっ」

女「きゃっ！ちょっと！どこ見てるのよ！！」

シャチ「す…すいません…」

女「ふんっ、私の身体が傷ついたらもうローに抱いてもらえないじゃないっ！」

見た目と性格のギャップに戸惑う。

うわぁ…怖い…。
本当にこの人が船長と寝てた女なのか…？

立ち上がり、ズボンについたゴミを払う。

お気に入りのズボンなのになぁ

シャチ「ぁ。」

側に輝く物に目がつく。
ピアス…？
しかもこれ凄い高級。

シャチ「あの女の人のか！」

その時、丁度船長が横を通った。

シャチ「あ、、船長」
シャチ「さっきのあの女が落として行ったんですけど…」

そう言い、船長に女のピアスを見せる。

ロー「捨てとけ」

シャチ「え…っ…」

船長はどうでもいいと言い、俺を押しのけ船の甲板へ向かう。

シャチ「でもこれ…っそこらに売ってるような物には見えませんけど……」

ロー「…」

船長は足を止め振り返る。
やばい、俺怒られるかも…

ロー「…お前の好きにしろ」

えっ…

シャチ「えっ…！好きにしろって！！」

シャチ「ちょっと船長！！」

船長は、甲板へ向かう。

・

・

ボーと船長の歩いって行った方向に目を向ける。

シャチ「あ！！新聞！」

新聞渡すの忘れてた

シャチ「船長ー！！」