名探偵コナン何でもアリっ子！ (ページ7)

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初任務の試練② ページ7

20階、とある一部屋のドアの前で待機している私。

息を潜め、無線から盗聴した声がイヤホンによく聞こえてくる。

［当マンションの住民、避難完了しました］

緊張で唾飲み込む。

［了解！んじゃまー、ゆるゆるといきますか！］

「そろそろ行くよ」

［了解］

イヤホンを外してゆっくり目を瞑る。

私は人格を変えることができる。
戻す時は潜在意識をコントロールして、戻すことができる。

ドアを開ける。

ガチャッ

「え！！なにこれ…！？」

警察官たちは、女の方を見ると驚く。
すると、数人が私の方に寄ってきた。

「君なんでここにいるだ！？」

「え…私の家だし、別にいてもいいでしょう？
それより、そこでなにやってるんですか？
なんか…タバコ臭い」

そう言って中心部の爆弾があるところまで行くが、警察官にすぐに離される。

「ここは爆弾があって、危ない！急いで避難するんだ」

「え、爆弾！？」

「誰か彼女を下まで連れて行ってくれ」

そうして、下まで連れて行かれる。

「さっきの人めっちゃイケメンだったなー！」

そう思っていると、他の警察の人たちがやってきた。

「君、危ないから離れているんだ」

「はい」

歩いていると、また別の爆発物処理班の車が止まる。
大勢の人たちが出てくるところを見て、気にせず歩く。

(警察なのにサングラスかけてる…)

だいぶ離れたところにくると、マンションがドッカーンと大きな音が聞こえた。

ドッカ ───ン！！

急いで後ろを振り向くと、黒い煙が見えた。
私はその後、待ち合わせの場所へ行く。

「‥遅い、何してたんだ？」

不機嫌そうにそう言うと、私を睨みつける。

「ごめん、歩いてきたから‥」

「誰かに作戦がバレたわけじゃないな？」

「うん、大丈夫」
(あの人たち、もういないのか…‥)

任務の報告をするために、またエミカさんの主員室に来た私。

「お疲れ…初任務はどうだった？」

「それが…私が来たときには終わっていて、何もやってません。
それに運悪くマンションに爆弾があって、もう大変でした！」

「そうなの‥レイは一匹狼だからミクと組むのは難しいと思ったんだけど、うまくいってよかったわ！」

「え？あの…うまくいってないですよ？
任務協力しないし、災難には遭うし、全然うまくいってません！！」

「フフッ…」

話を無視して、にこりと笑うエミカさん。