初任務！！ ページ6
黒スーツに着替え、外出する私。
都内の街中を歩いてため息をついていた。
回想
高層ビル 地下駐車場車内
「これがあなたの初任務よ」
そう言って手渡されたのは、タブレット。
手で操作して読み進める。
(…護衛…なるほど、初任務と思って期待してなくて正解だったみたい)
「狙撃をするところや、やり方を学んでくるといいわ」
横で喋ってる会話を小耳に挟みながら、私はタブレットを返した。
「分かりました」
と思い出した途端、心が重くなる。
見て学ぶとか、よく分かってる人じゃないんだから
無理だと思う。
ため息をつきながら、歩いていると目的地の
マンションについた。
24階の102号室前
「ここか…」
インターホンを鳴らす。
ガチャ
扉を開いた瞬間、離れて銃を向ける女。
鋭い目つきと殺気が伝わってくる。
急いで手を上げる。
「‥あんた何者だ？」
「ミクです！」
女はゆっくり拳銃を下げると、近づいてきて私の目を見る。
「‥うそじゃないな」
そう言うと、ゆっくり離れる。
意味が分からないことは気にしないでとりあえず部屋に入ることにした。
「あの、狙撃は？」
「もう終わった。待ってる時間が暇だったから
先にやった」
「えっ、終わったんですか！？」
(最悪だ、初任務でまさかの何もやらずに終わるとは…)
がっかりしていると、いつの間にか窓の下を見ていた女。
気になって女の隣に立ち、カーテンの隙間からのぞく。
「これは一体！？」
下にはパトカーが止まり、大勢の住人が出てきている。
そして後から爆発物処理班の車が到着やってきた。
「何かあったんですかね？」
ピンポーン ピンポーン
「「‥っ！？」」
「急いで隠れて！」
「えっ…」
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作者名：マヤさん | 作成日時：2023年6月12日 9時
