名探偵コナン何でもアリっ子！ (ページ43)

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新しい部屋ページ43

「お待ちしておりました。皆様を主員室へご案内いたします…どうぞ、こちらへ」

その通りについて行くと、途中で別れる。
そして私は秘書の一人に案内されて、主員室と書かれた部屋に入る。

新品のように綺麗な家具…部屋はちゃんとした広い個室。
ソファーに座ると、秘書は立ったまま話し始める。

「はじめまして、主員専属秘書のノアと申します。
秘書は成属員達には内密ですので、これをどうぞ…」

そう言って、上着の胸ポケットから取り出して机上に置いた。
置かれていたのは私が着けている肌色のイヤホンと同じ物だった。

「？、これ…もうあるからいらないよ？」

「いえ、これはミク主員が今、装着してる成属員用のイヤホンと別の物です。
機能は基本、変わりませんが…秘書連絡機能が搭載されていて日常使いのために
相手から見えない構造になっています」

「へぇー…」

感心していると、突然、秘書は手を私の前に差し出した。

「？」

「…今、耳に装着してる方はお預かりいたします」

耳からイヤホンを外して秘書に手渡す。
受け取ると、すぐに胸ポケットに仕舞う。

「それと帰りの車は手配いたしますか？」

「えっ、送ってくれるの？」

「はい‥主員専用の車をいつでも手配できるようになっています。どういたしますか？」

「じゃあ、お願いしま…お願い」

「わかりました、それではお呼びの際はどうぞご連絡ください」

秘書はそう言うと、部屋から出て行く。