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武器への無耐性 ページ5

「エミカさん、これお返しします!」

「それは困るわ!」


そう言って、言い争いの始末。
なんとか返そうと、断固とした体制で挑むが向こうも引いてくれない。


ガチャッ


とここで、誰かが入ってくるドアの開く音がした。
私たちはほぼ同時に見ると、唖然としたまま動かない一人の男。


「エミカ主員‥これ、こないだの報告書です」

「少し待って…いいから、素直に受け取って!」


後ろにいる男が気まずそうに黙って立っている。


「エミカさん、本当にいいんです!」

「ダメよ!あなたは私の候補者なんだから‥これぐらい必要なんだから!」

「あのー、報告書渡しに来たんですけど…」


「「ちょっと待ってて!!」」


二人の勢いに負けて、男は諦めて部屋を出て行く。
ため息をつきながら報告書を見る男の目は、今にも泣きそうだった。

そうしているとまた一人の男がきた。


「タシ、渡せたか?」

「無理だった」

「マジかよ…ようやくエミカ主員が海外の視察から戻って来たってのに。
おまえ、今日で何徹目だっけ?」

「ふわぁ〜、5徹目だ」

「おいおい…俺が主員に出しておくから、お前はとにかく寝ろ」

「ありがとうー!」


持っていた報告書を渡すと、走って仮眠室に行ったタシ。


(よほど眠かったんだな…)


男はそう思っていると、部屋から出てくるエミカ主員とミク。
男はすかさず、エミカ主員に「報告書です」と伝えると、渡すことに成功。
エミカ主員とミクのアタッシェケースの件は保留になった。

その頃、仮眠室では


「…zzZ …zzZ」

初任務!!→←私の役割



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設定タグ:名探偵コナン , コナン , 秘密結社   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:マヤさん | 作成日時:2023年6月12日 9時

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