名探偵コナン何でもアリっ子！ (ページ34)

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過去への扉① ページ34

私は頷くと、紙に何か書き出すレイさん。

(どうゆうこと？エミカ主員に何かあるの？
レイさんのこの慌てよう…何か嫌な予感がする)

紙を見せると、私は心の中で読んでいく。

［結論から言うと、エミカ主員から今すぐに距離を取った方がいい！！
なぜなら、実は今気づいたことなんだが‥彼女はどうやら君のことを操り人形にしようとしている。
その証拠に、ミクが調和の技や知識にあまりにも知らなすぎること…そしてエミカ主員を尊敬している、二つが挙げられるからだ］

(なるほど、それで…)

私は頷くと、さらに書いて見せるレイさん。

［メンバー達は必ず、任務や昇格のために技や知識をよく知っていないといけない、
有名な技を教えないとなると、操り人形にされるとしか考えられない！
なぜエミカ主員がそうしようとしてるのかは分からないが、とにかく今はミクが距離を先に置くことが大切だ！！
いいか？今は色々聞きたいこともあると思うが、静かにだ！会話のことは聞かれてないし、しゃがんでいるからパソコンカメラからも姿は見えない。
後のことはこの場所で話そう！］

(わかった！)

私は頷くと、小さく折り畳んである紙を渡される。
開いてみる。

［次の日の朝5時、米花市◯◯大橋の左歩道で会おう。
合言葉は"あの技"で‥］

わたしは頷くと、レイさんは立ち上がる。

「さぁ、話はもう終わりだ！
これで少しは任務の本質がわかったか？」

(なるほど…演技なら私の方が上ですよ！)
「はい、ありがとうございます！
じゃあ、失礼します」

部屋を出ると、私は人格を戻す。

次の日

私は待ち合わせの時間に◯◯大橋の左歩道に来ていた。

「‥あ、レイさん！おはようございます！」

「‥その前に、"あれ"やるんだ」

私はその通りに、顔を近くにやって目を見る。
私は分からないが、レイさんならわかるはず！

「ﾎﾞｿｯ大丈夫だな…」

「はい…」

私は引き気味にそう言うと、レイさんは言った。

「‥引いてる？
仕方ないんだ‥変装したり、洗脳されている可能性もある。さあ、歩きながら話そう」

ついていきながら話し始めるレイさん。

「昨日の件、彼女を調べたらわかったことがある」

「‥なんですか？」

「ロイが彼女の手によってやられたらしい…」

レイさんを見る私。
前を見たまま「前を向け」といわれ、そうする。

「なんで…あの時は生かすって言ったのに！」

私は意味がわからずに、焦る。