最悪の再会 ページ23
任務は遂行し、私は警察を辞めることになった。
前まで自分もので使ってた机のものは、全部なくなりデスクは最初の時と変わらない状態でなっていた。
周りを見ると、泣きそうな雰囲気に‥いや、本当に泣いてる(引)
捜査一課の大半はこうだけど、ごく少数のメンバーに挨拶をする。
「短い間でしたが、お世話になりました」
「あっという間ね‥たまには連絡ちょうだいね！」
「はい！」
佐藤さんとは僅かで短い間だったが、仲良くさせてもらった！また、何処かで会いたいなー。
「いや、まさかこんなに短いとはな…」
「目暮警部、本当に短い間でしたが、ありがとうございました！」
少し先輩肌の強い、いい人でした。
「うわぁ〜泣」
「...はは、ありがとうございます」
(大袈裟だなー‥)
捜査一課のみなさん…大丈夫かな？
変わらない笑顔を見せて捜査一課と別れる。
警部本部の外に出ると、止まって振り返る。
(私も頑張ろうー！)
タクシーで本部前に来る。
中所属室に入ると、コウさんたちが慌てた様子で私のところに走ってやってきた。
「やっと戻ってきた‥探してたんだ！！
総統がお呼びだぞっ！」
「え！？」
「お前、何かやったのか？」
コウさんの話を聞いていた男の一人が私に尋ねた。
「いや、何もやってなんかいません」
「ふぅーん…」
探りの目を向けて来る男。
私は無視してコウさんに話しかける。
「それで、私の他にも呼んでたりとか、しませんか？」
「さぁな、俺は知らないな‥」
「そうですか…」
納得がいかないまま、私は総統室に向かう。
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作者名：マヤさん | 作成日時：2023年6月12日 9時
