つき達の日常。 ページ6
今は掃除中！
つき達の掃除場所は中庭で、担当はお馴染みしーなセンセ！
中庭掃除って言ったって、落葉を拾ったり要するにゴミ拾い。
しかも、肝心のしーなセンセは先輩達とイチャコリャするという萌えを与えてくれ
「いったい！まーちゃん何で叩いたの！」
「お前の顔がやましい表情になってたからだ」
やましい表情？それは逆に見たくなる様な…。
ってか、どんな顔だろう。
…うん、真面目に掃除しよう。
あっくんとしーちゃんが怖い。
「よっし！水だすぞー」
そういって玄関掃除の先輩が言って、蛇口を捻った。
こっからが何時もの恒例。
先輩しかやってない(てかできない)んだけど、ホースを振り回して水を上のほうに飛ばして、落ちて来る水を避ける！っていう遊び。
楽しそうなんだよね。
偶に頭から水を被る先輩も居るんだけど、基本的に避けるのが上手い人がやってるからそういう人はあんまり居ない。
今も、一人の先輩がぴょんぴょんと避けて居る。
…そんな平和な時。
「おーい、掃除終わったなら中にはいれ！」
と、玄関から出てきたしーなセンセ。
こうなると、立派にも程があるフラグ。
前にりょーさんが先生に一級フラグ建築士に任命しよう！とか言ってたのがわかる気がする。
だってこんなに立派なフラグを立てるなんて！
ホースから出てきた水は綺麗な弧を描いてしーなセンセに落下した。
あーあ。
やっちゃったよ。
「…お前等、これはどう言う事だ？」
「え、えーと…」
生徒を代表して久遠センパイが出てくる。
「水も滴るいい男って奴かな？」
「違うと思うぞ綾」
「これは久遠センパイもびっくり展開」
「斎、そうは言うけど、先生のあの格好どうするの？」
「さあ。まーちゃんどう思う？」
「俺からはノーコメントで。あとまーちゃん言うな」
そしたら。
「お前等、後で職員室な？」
目が笑ってないよ、しいなセンセ。
まーちゃんの一つ上を行く怖さだよ。
だから、つき達はこう答えるしかなかったんだ。
「…はい」
って。
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