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第37話 ページ41

黒尾side


Aちゃんの体験?

そういや、あの4人のことほとんど知らねえな

このタイミングで話すっつうことは、そんだけ酷い話なのか?


生徒「Aさんの…体験?」

柚月「そう。「死にかけた」実話を聞けば納得するんだろ?
確かに私達は大した被害を受けてない。

けどAは、家族も、友人も、将来の夢も、たった1日で全て失った。

Aに聞いた話を全部してやろうか?」


その言葉で体育館は静まり返る

当たり前だ

被害を受けていることは想像できたはずなのに、
誰1人としてしなかったから


昴月「柚月が失礼なことを言い、すみませんでした。
ですが、俺達も全く同じことを思いました。

俺達の被害は比較的小さいけど、貴方達よりは色々と知ってます。」


そう言ってトリオン体を解除し、左腕をまくる


女生徒「ひっ…!」



そこには醜い傷があった


昴月「昔、小さい子を助けようとして、近接戦に持ち込まれてこうなった。
その時は、A達もいたから怪我も俺だけで済んだ。

これで十分か?危機感を持ってくれるか?」


もう誰も何も言えなかった

致命傷じゃないにしても、あんな怪我を見せられた

全員がボーダーの強さを知っているからこそ
その恐怖を感じた


昴月「怖がらせてしまい、申し訳ありません。
今から避難経路を言います。沙奈、頼んだ。」

沙奈「了解。スクリーンを見てください。
まず、中庭に現れたと想定して訓練します。

皆さんは体育館にいるので、取り敢えず外に出る必要があります。
ステージの反対側、皆さんの真後ろの出入り口と右側の非常口などを利用してください。

それぞれの出口に近いクラスから出て、グラウンドに並んで待機してください。

実際に近界民が出た時のサイレンを鳴らします。
慌てず迅速に行動してください。

それでは始めたいと思います。」


ーーー

NOside
(ほぼ会話)


出水「いやー、昴月よくやったな。あそこで傷見せるか。」

柚月「そんな必要なかったのにね。」

沙奈「でしゃばり過ぎ。」

昴月「別にいいだろ!それより記録はどうだ?」

沙奈「初めてにしては上出来。」

出水「もうすぐの本番でもこうなってくれればな。」

柚月「そうだ、昨日言い忘れてたんだけど、_____ようと思って。」

昴月「大丈夫かそれ。トラウマになるぞ。」

柚月「それでいいの。そんじゃ、任務開始!」

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約ネバ・カプチーノ - スターチスさん» ちなみにヒントは、「カバーを取って」。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 2eb7e49df6 (このIDを非表示/違反報告)
約ネバ・カプチーノ - スターチスさん» なぜ6巻は、センターがエマではなくレイか解りますか?僕は、白井さんに電話で答えを教えてもらいました!! (2017年11月6日 23時) (レス) id: 2eb7e49df6 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 約ネバ・カプチーノさん» 今日買いました。お久しぶりです。 (2017年11月6日 21時) (レス) id: af0ca13a01 (このIDを非表示/違反報告)
約ネバ・カプチーノ - スターチスさん» 約ネバ6買いました?僕はもう持っています!! (2017年11月6日 18時) (レス) id: 2eb7e49df6 (このIDを非表示/違反報告)
約ネバ・カプチーノ - スターチスさん» ごめんなさい、スタさん。そして久しぶり、スタさん。完全に水没しました!!ごめんなさい!!! (2017年11月6日 18時) (レス) id: 2eb7e49df6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2017年9月24日 23時

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