彼女事情。72 ページ35
・
『やっふー、あず。久しぶり』
｢お、久しぶり。合宿どーだった？｣
『楽しかったよー』
そりゃ良かったね、と頬杖をしながら笑うあず
あずとはこの前の屋上の件で更に親睦が深った気がする
｢そーいえば、絢都君との関係皆に言わないの？｣
『んー、面倒いから言うつもりないかな』
でもどうしてそんな事を？と聞くと、あずは険しい表情になった
｢いやそれがさ、隣のクラスに優羽(ﾕｳ)って子いんじゃん？｣
『んん…うん。知らんけど』
｢まぁいるのよ。そんでその優羽って子が絢都君のこと好きらしくてさ、…まぁ、気をつけなよって事｣
『なんで？』
｢馬鹿かAは。今のAと絢都君の関係、周りにはカップルみたいに思われてるからね？｣
『あー、そゆことね』
｢だから気をつけなって｣
心配気味に眉を寄せるあずに、ありがと、と言って笑いかけた
『でも心配要らないよ、だって絢都は』
｢俺が何だって？｣
『うおっ、』
耳元で声が聞こえ吃驚して振り向くと、今話の話題になっていた絢都が不思議そうな顔で立っていた
『もー…いるなら言ってよ』
｢有明はいるの気づいてたけど、｣
｢はは、気づいてたよー｣
『二人して…』
あ、そういえば
『絢都は行く？デパート』
｢あー、朝練時、桃井が話してたやつか｣
『そう。業達も一緒に、って』
｢Aは？行くの？｣
『え？うん』
｢じゃ、俺も行くわ。｣
Aはお子ちゃまだから、周りに迷惑かけないように俺がいないとな。と笑いながら言う絢都
ちょっとそれどう言う意味やコラ。
絢都の首に腕を回し締めあげていると、あずが盛大に溜息を吐いた
｢…ほら！そーゆーとこ！｣
『ん？』
｢…あー、無自覚なのがタチ悪い。本当、気をつけて｣
『だから大丈夫だってー』
｢…何処からくるのその自信｣
『ん？だって絢都は〜、…＿＿』
｢ちょ、A…ｺﾞﾎｯ、そろそろ、限界…｣
『あ、ごめん』
パッと腕を離すと、ゲホ、死ぬかと思った…と咳をする絢都
ごめんて
"絢都は、
＿こう見えて結構、シスコンだから"
ーーーーーーー
シスコン＝姉思いな絢都くん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1097人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠空(プロフ) - 面白かったです！更新待ってます！これからも頑張って下さい！ (2023年1月6日 1時) (
レス) @page41 id: a62f68d303 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽あやは(プロフ) - 他の作品作るのもいいですがこの作品を放置しないでほしいです！完結までいってほしいです！楽しみに待っているので更新お願いします！ (2021年2月2日 23時) (レス) id: 7347c244d3 (このIDを非表示/違反報告)
りか - まだですかーーーーー (2019年6月11日 17時) (レス) id: c55e29ce3e (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年11月2日 11時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
Nemu - とても面白い話ですね(*‘ω‘ *)続き待ってます！！ (2018年3月2日 1時) (レス) id: 7561ca47bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あか。
| 作成日時：2015年9月22日 16時
