彼女事情。69 ページ31
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ゆらゆら、ぶくぶく、沈んでいく＿
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さら…
『…げほっ、…ん…』
｢…おはよ、A｣
誰かが優しく頭を撫でている
気持ち良くて、目を細めた
『…かるま…？』
｢そ。カルマ｣
『かる、ま…』
隣で座り、安心した様に微笑んでいる業
頭に置いてある彼の手をそっと握る
『かるま…あり、がと…っ』
ハッキリとしてきた視界で業の姿を確認すると、物凄く安心して、冷たいものが頬を滑った
それを指で拭う業も、泣きそうな顔をした
『…真っ暗で、上手く、息、が、できなくてっ…、しんじゃうかと、思った…っ』
｢…っ、ごめん、ごめんね、A。怖い思いさせて｣
『ひぐっ、…ううん、業が、水の中で、ぎゅ、って、抱き締めてくれて、凄く安心したの』
｢…俺も、Aが目覚めてくれて、安心した｣
目の前にいる彼がどうしようもなく愛しくて、ゆっくり身体を起き上がらせると、業のお腹に抱きついた
『…ふっ、ん…、ｸﾞｽｯ、かるまっ』
｢…ん｣
『かる、っ、かるまぁ…』
｢…A…｣
小さい子供の様にわんわん泣く私を、業は力いっぱい抱き締めてくれた
それが酷く心地よくて、もっと泣いた
｢…A、こっち見て？｣
『ｽﾞｯ、ちょ、今すごく、酷い顔してるから…やだ…
っ、ふぁ…』
泣きすぎてぐちゃぐちゃになってる顔を見られたくなくて拒否すると、
業が顔を覗き込んできて、そのままキスをされる
唇が離れてやっと何されたか気がつくと、吃驚して目をぱちくりさせた
｢ふ…、ごめ、凄くキスしたくなった｣
『…っ、不意打ちは…だめ…です』
｢何その顔、凄くぶさいく…くくっ｣
『…』
今更恥ずかしくなって業の胸に顔をこすりつける
…涙と鼻水いっぱいつけてやろ
｢業君、Aの様子は…A！｣
｢Aー！！気がついたんだね！！｣
Aの様子を見に来た渚とカエデ
カエデはAが目を覚ましたのに気がつくと、目に涙をため、走ってきた
｢本当によかった！もうっ、心配したんだからね…！｣
『うん…ただいま、です』
2人で抱き合ってると、りおと前原が来て、頭を撫でられた
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瑠空(プロフ) - 面白かったです！更新待ってます！これからも頑張って下さい！ (2023年1月6日 1時) (
レス) @page41 id: a62f68d303 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽あやは(プロフ) - 他の作品作るのもいいですがこの作品を放置しないでほしいです！完結までいってほしいです！楽しみに待っているので更新お願いします！ (2021年2月2日 23時) (レス) id: 7347c244d3 (このIDを非表示/違反報告)
りか - まだですかーーーーー (2019年6月11日 17時) (レス) id: c55e29ce3e (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年11月2日 11時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
Nemu - とても面白い話ですね(*‘ω‘ *)続き待ってます！！ (2018年3月2日 1時) (レス) id: 7561ca47bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか。
| 作成日時：2015年9月22日 16時
