あの教会で逢いましょう (ページ7)

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鐘ページ7

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瞬く間に時は過ぎ、私が東京に来て二度目？いや一度目かもしれない。だって来た時が冬だったし……まぁとにかく、もう一度冬の季節がやってきた

私はと言うと今でも大寿さんと未だに交流が続いており、暇さえあればご飯や遊びに行っていた

でも、こうやって友達と冬を過ごすのは初めてかもしれない。いや、ボッチって訳やないで？？いや、違うよ？ホンマに

ま、まぁ兎も角。今日は大寿さんと一緒にイルミネーションを見に来ていた。まぁ案の定と言うべきか、大寿さんは厳ついし厳ついし…で目立つよね

私は早々に見慣れているのでそこまで何も感じずに大寿さんとイルミネーションを見ていたがどうやら本人は、まぁまぁ気にしているらしく

仕方ないなーと言う感じで私は人気の少ない方のイルミネーションに行った

ボーッと大寿さんと隣に立ちながらイルミネーションを見る。んーやっぱり冬やから寒かね……でも、大寿さんは相変わらず顔がいい。前は怖いとか思ってたけど、よく見ると顔は整っとるんよな

｢おい。コレ着とけ｣

そう言って自身の来ていた上着を肩にかけてくれた。意外と重量あるなぁ……そりゃそうか体格が違うからな

まぁ何やかんや言って、ワンチャン貸してくれないかなぁって思ってたけどね。と、言うか大寿さんって意外といい匂いする……

すると大寿さんが目の前に来て綺麗に包まれたオドントグロッサムを私に渡してあの綺麗な瞳で私を見据えながら言った

｢オレと付き合ってくれ｣

そう言われた瞬間私達の周りだけ時が止まったように感じた

多分私は今までにないほどのアホ面を晒しているだろう。でもそれと同じように段々と頬が熱を帯びてくる感覚があった。私はそれを悟られないように背を向けた

でも、付き合って喧嘩とかして嫌な雰囲気になってこの友達と言う関係にも戻れなかったらきっと私は……

『っ……ごめんなさい。少し考えさせてください』

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