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しばらくの間沈黙が続いた後にいつもより戻るのが遅かったのが原因か隊員のうち一人がやってきた時、少し驚き手の力を抜いてしまった



その隙にアイツはオレの手を振りほどき、こちらを一度も見ずに前を見て走っていってしまった__



その後は声をかけに来た隊員をノシた後、家に帰宅した。丁度帰宅した時に柚葉がリビングで誰かと喋っていた



「そうなんだよね。”A”は最近はどう?」



一度落ち着こうと思い水を飲んでいると、柚葉からその名前を聞きグラスを思いっきり握り割った



「!!……ごめんA。ちょっと行かないと」



そう言ったあと切ったのか台所の方へ走ってきた柚葉は目を見張った後にオレを睨みながら言った



「何があったのかは知らないけど、グラス割ったんだから買ってきなよ」


「……」



グラス買いに行く道中でアイツ__Aに着いて考えていた。Aと初めてあったのも教会だった。あの時はアイツは泣いていて、その涙が光に照らされ美しかったのを今でも鮮明に思い出せる



何故泣いていたのかを聞いたら、飼っていた鳥を亡くしてしまったと言う。大事にしていたと言うのは涙だけでもひしひしと伝わって来た



でも、Aはすぐに泣き止みオレに微笑みながら謝罪してきた。どうやらオレがここに祈りに来ているのだと思ったらしい。しかし、その時はそのつもりは無かった



ただ何故か覗いてみたらアイツが居ただけだった。そして今日、何年ぶりかに会った時変わらずシアンのような瞳をキラキラと輝かせていた



その後家が近所だと言うことで幼馴染のような立ち位置になった。しかし___翌年の冬にアイツは突然消えた



そしたら、どうだ。その数年後にまた再開した。オレは覚えていたが、アイツはどうやら覚えていないようだった



だが、別にそれでもいい。思い出させるまでだ


会→←は



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作者名:白虎。 | 作者ホームページ:うぇーいん  
作成日時:2022年4月16日 19時

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