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一瞬だけAに似たやつを見た気がしたがすぐにソイツは人混みに飲まれ見失った



「どうかしました?」


「なんでもねぇ」


「あ。そう言えば女子は基本的には貰い物はだいたい嬉しいですよ!姉がそうでしたから!」



乾と九井に聞いても無駄だったこともあり、兵隊の家族の中で姉か妹がいるやつに聞いていた。ただ意味不明な言葉が飛び交い結局ソイツを連れて買いに行くことに



「でもまさか、ボスがこんなに迷うなんてなぁ」


「ア”ァ?」


「ヒッ。すみません!!!ただ、女慣れしてそうだったので……」


「……惚れた女にはどうしていいか分からねぇもんだろ。それにどうせならアイツが喜ぶものをやりてぇ」



そう言ってそっぽを向く大寿に目を見張る兵隊。あの大寿がこんなにも優しい笑みをできるなんて……一体その女性はどんな人なんだ!?!?と兵隊の一人は思った




その後、雪の結晶がモチーフのバレッタを買い、昼食を食べたあと帰った。いつも食べ物をやっていると言えばダメ出しをされどうせなら残る物を送れと兵隊に言われた



アイツが何かをつけているのをあまり見た事がなかった。だがいつも髪を結んでいるのは知っていた。その髪型に合うように選んだのがバレッタだった



どうせなら何か模様があるものをと兵隊がいい、よくアイツと出会うのが冬だから雪の結晶を選んだ





「……連絡がつかねぇ。なんでだ」



あれからちょうど二週間。何故かアイツは電話にも出ずメールの返事も変えてこなかった



この時は気にしてはなかった。しかし、まさかこれから三ヶ月近く会わなくなるとはこの時は思いもしなかった



色→←の



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作者名:白虎。 | 作者ホームページ:うぇーいん  
作成日時:2022年4月16日 19時

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