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あの後、乃々華ちゃんに教えて貰ったお店は、和食の美味しそうなお店で、
本当に知る人ぞ知る名店だった。
今度、二人で行ってみよう、という話にもなって順調。
なんか今日はついてるなぁ。
「終わったー…」
真「お疲れ」
「そっちこそ。」
真「さーて、そろそろ帰ろっかなー」
「…うわ、もうそんな時間…」
時間を見ると、もう18時すぎ。
のぶ からのお使いがあったから定時は過ぎちゃったけど、今から帰ってあのバーに行くには丁度いい時間。
真「やけ酒か」
「違うよ、おひとりさまなの！」
真「はいはい、笑」
ゴタゴタ真波と言いながら帰る支度をして、敬浩さんやのぶに帰る旨を伝えると、
敬浩さんはいつもの笑顔で見送ってくれたけど、
のぶは、ずりぃー！って叫んでた。
無視無視。
真「じゃあまた月曜日ね」
「はぁーい。お芝居楽しんで」
真「そっちこそ、やけ酒は程々にね」
「だからおひとりさま！」
真「はいはい、笑」
真波と駅で分かれて、
自分の家の方向への電車に乗って、最寄り駅で降りて。
次の交差点をいつも右に曲がるところを左に曲がっていくと、
見えるのが、
【Bar GENERATIONS】
「…こんばんは…」
『あっ、こんばんは！』
「あ、あなたは…」
『小森です！小森隼って言います！この前いらっしゃたお姉さんですよね！』
「あ、そうです…」
隼「どうぞ、お好きな席に」
「ありがとうございます」
この子、この前来た時に居た男の子だ。
小森くんって言うんだ…
でも、若いから前回未成年に見えたんだけど…
「…あの」
隼「はい！」
「えっと…そのー…」
しまった、いきなり年齢とか聞くなんて失礼だよね…
どうしよ、なんて言おう
隼「…？あ！もしかして亜嵐くんが良かったですか？」
「え？」
隼「ですよねー、亜嵐くんイケメンだしモテますもんねぇ」
「えっと、そうじゃないんですけど…笑」
隼「…？」
「初対面で大変失礼なんですけど…お幾つですか？」
話が食い違いそうになりそうだったのでズバッと言ってみたら、
キョトンとする小森くん。
あれ、変なこと言ったかな？
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作者名：なおりん♪ | 作成日時：2018年1月3日 2時
