May I help you？ (ページ13)

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暫く飲んで、このお店のことについて色々と分かってきたことがある。

このお店が、最近オープンしたこと。

そして店員さんが全部で7人いること。

その7人がとても仲がいいこと。

「ちなみに、なんですけど」

隼「はいなんでしょう！」

このBarを見つけて思ってたこと。

あまり気にしてもなかったが、今更になって少し気になる。

「お店の名前の由来ってなんなんですか？」

龍「GENERATIONSって日本語で"時代"とかっていう意味もあるんですけど、"発電"とか意味があって…」

「カッコイイ…」

龍「んでまぁ…その、地域に電気を生み出せるような、そんなパワーのある、影響力のあるBarにしたいなって…」

裕「なんで龍友くんが照れるん。笑」

なんて照れながら言う数原さんと、ゆるーく突っ込む中務さん。それを側で見て笑う小森さん。

ほんとにここの人たちは仲がいいんだな。

「どういう繋がりで皆さんここにいらっしゃるんですか？」

隼「あ、それ聞いちゃいますー？」

龍「ほんっとおもろないですよ？」

「逆に気になります。笑」

お酒も入ってるせいか、程よく酔って、ちょっと饒舌になってしまってるみたいで、

色んなことを聞いてみる。

でもそんな私に嫌がる様子もなく話してくれた。

龍「店長の亜嵐くんともう1人メンディー君ってのがいるんですけど、そこ2人が仲良しというかまぁ高校時代の仲間だったらしくて、そこから立ち上げたのが今のお店なんです。」

隼「まぁ聞いたところによるとよく遊んでたらしいっすよ、あの二人」

「へぇ。」

メンディーさん、って言うくらいだから外国の人なのかな…？

それなら英語喋れる白濱さんすごい…

あ、でもハーフだから当たり前なのかも？

龍「んで、亜嵐くんのダンス仲間の裕太くんを誘ってBarやろっかーって。そんときにたまたま声かけられたのが僕と涼太。」

「声かけられた…？」

龍「まぁいわゆる、ナンパってやつ」

「ナンパ？？」

龍「俺と涼太は歌手目指して2人で上京してきて路上ライブとかよくしてたんすよ。んで、亜嵐くんはずーっとその路上ライブに居てくれて」

裕「ストーカー並にね」

龍「ほんまにそう！ほんで何故か仲良くなってしもうて。ほんで今こうなってもうた。笑」

世の中、何が出会いが分かんないな…

と直感で思ってしまったのは内緒。