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「あれ、珍しい組み合わせだな。アオリオは？」
レモンちゃんと話している最中、ふいに声を掛けられた。
顔を上げると、両手に学食を持っているマックスの姿。
「後輩の付き添いでいないよ。マックスこそ、レインがいないのに学食二つ？いつもそんなに食べてるっけ」
「レインは寮長の件で呼び出されてるだけ、終わり次第来るよ。これは俺とレインの学食」
「ああ成程、てっきり増量でもしてるのかと…」
「そんなわけないだろ、マッシュくんじゃないんだし。それじゃ、またあとで」
マックスと他愛ない会話を終え、レモンちゃんに視線を戻すと思わずぎょっとしてしまった。
レモンちゃんからは可視できる程の、溢れ出んばかりのキュンキュンオーラが放たれている。
「れ、レモンちゃん…？」
「なんだか、お二人って…余裕のある大人のカップルって感じですね…！間近で見てしまうと尚更っ…」
羨ましいはずなのに私までキュンキュンしちゃいます〜！と、自分の体を抱きしめて左右に体を揺らすレモンちゃん。
いけない、このままではレモンちゃんの質問責めが始まってしまう。
何とか話題をマッシュくんに逸らさなければ…！
「レモンちゃんも、いつかマッシュくんとこうなれるよ！」
「いえ、私は常にマッシュくんの傍にいたいので、適度な距離でのお付き合いというのはハードルが高いです」
「さすがマッシュくんガチ勢…」
「結婚したら毎日着替えを手伝って、ご飯も食べさせてあげて、それからそれから…！」
マッシュくんとの結婚後の生活に、妄想の中で思いを馳せているレモンちゃん。
良かった、話題を逸らせて一安心。
「ところでA先輩は、マックス先輩と同棲とか結婚って考えてないんですか？私は常日頃、マッシュくんとの新婚生活について考えているんですけど！」
「同棲かぁ…想像もしてなかったよ、お互い寮生活だし」
レモンちゃんに言われて初めて気づいた、同棲や結婚という概念。
毎日学校で顔を合わせているから、正直全く頭になかった。
朝、マックスに起こしてもらえるのは…それはそれでちょっと嬉しいかもしれない。
「今は寮生活でも、先輩は来年卒業なんですよね？そのタイミングで同棲とか…」
「うーん、まだ自分の中に留めておくだけでいいかな」
でも、少しくらいは考え始めてもいいのかな。
そんなことを頭の片隅で考えながら、レモンちゃんとのお昼休憩は過ぎていった。
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竹駒(プロフ) - ゴリラパーティーさん» ゴリラパーティーさん、コメントありがとうございます！リクエストについては追って公開しますのでお待ちください…！ (2月29日 14時) (
レス) id: ec7e084a84 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラパーティー(プロフ) - ほんとにいつも喜んで作品読ませてもらってます（？）私なんかがリクエストなんておこがましいですがマックス先輩とのいちゃいちゃ？してほしいです！！返信はわざわざ送ってくださらなくても良いです！いつも見てます（今？って話ですよねすみません） (2月23日 11時) (レス) @page15 id: f1f12a25a1 (このIDを非表示/違反報告)
竹駒@土日祝更新遅め(プロフ) - 桜さん» 桜さん、コメントありがとうございます！マックス先輩の小説がないので、それなら私が…と書いてしまいました。楽しんでいただけているのであれば光栄です！ (2月21日 22時) (レス) id: 7767493df5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 貴方のお陰で私は生きていけます。ありがてぇ、ありがてぇ…！好きですぅぅあああッ (2月21日 3時) (レス) id: 16dfaae67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹駒 | 作成日時：2024年2月16日 12時
