快眠の抱き枕 ページ5
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あ)槙島さん。起きてくださーい。
槙)朝から元気だね、君は...。
朝食ができたので寝室へ行くと、うっすらと目を開ける槙島さん。
槙)君がまだ寝ていたら、いたずらしようと思ってたんだけどな。
あ)なんですかいたずらって!
槙)そうだな...たとえb(( あ)言わなくていいです!
そんなの嫌な予感しかしない...。
あ)変なことしたら床で寝てもらいますから。
槙)床...それはイヤだな...。
あ)じゃあ私がソファで寝ます。
槙)君の場合はソファなのか。でも、それも却下。
あ)え...?
槙)僕はね、これでも普段の眠りは浅い方なんだ。でも昨夜は違った。これは君のお陰なんじゃないかと思ってね。
あ)疲れてたからじゃないですか?
槙)つれないな…。とりあえず、今後君と僕が共に寝るのは決定事項だ。
なんともぶっとんだ理論を展開してくれるものだ…。
あ)槙島さんと口喧嘩とか絶対したくないです…。
論破されて負ける自信しかない…。
槙)ハハッ、誉め言葉として受け取っておくよ。
別に、一緒に寝るのが嫌なわけではないのだ。
ちょっと照れくさいだけで…。
今日の朝、やけに寝覚めがいいと思って目を開けると、私の腕は槙島さんをしっかりと抱き締めていた。
長年抱き枕を使っていたのでその影響だと思うが、かなり恥ずかしい。
あの時、槙島さんが起きていなかったのが唯一の救いーー……
槙)それに、寝ているときに抱き締めてきたのは君の方だったよね?ニコ
あ)なっ…っ!!//気付いてたんですか!?//
槙)ずいぶん気持ち良さそうに寝てるからそのままにしておいたんだ。
あ)//っ
普通に知られてた......(TT)
槙)まぁ、君も僕と寝るのは嫌じゃないみたいだし、もう少し眠ろうか。
あ)え…?…わっ…!
槙島さんは私の腕をつかむと、私をベッドの中に引きずり込んだ。
あ)ちょっ!
槙)君はしたのに、僕はダメなのかい?
あ)//っ
槙島さんは、私を抱き締めている状態なので、しゃべる度に吐息が耳元にかかる。
槙)僕はもう少し眠るから、君は抱き枕としてここにいてくれ…。
なんかよくわからないけど、昨日は色々あったみたいだし疲れてるんだよね。
ならしょうがないか……
…ってなるかーい!
あ)起きてください!ご飯冷めちゃいます!せめて私を解放してくださーい!!!
槙)むり……
厄介な気まぐれ猫さんを拾ってしまった…。
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桜餅 - とても面白いです^ ^イケメンな猫さんですね( ´ ▽ ` ) (2017年7月30日 20時) (レス) id: af18e6f49e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - とっっても面白いです (2017年1月17日 6時) (レス) id: f7ce4dbc57 (このIDを非表示/違反報告)
かず - 自分 I Love 聖護です!槙島さんの小説書いてくださってありがとうございます!! (2016年9月19日 18時) (レス) id: adaa328555 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 本当に面白いです。サイコパス(特に槙島)が大好きなのですがあまり好みの小説がなくて...けれどこの小説はとても気に入りました!これからも更新頑張って下さい。応援してます。長文失礼しました。 (2016年3月25日 7時) (レス) id: ddcf4818a1 (このIDを非表示/違反報告)
慶雲(プロフ) - 続きが読みたいです!お忙しいと思いますが、更新頑張ってください!応援しています! (2016年3月10日 22時) (レス) id: fa6ea1ad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(*くぅO▽O) | 作成日時:2015年8月6日 22時