夜 ページ12
.
あ)…ん……。
槙)……。
となりでAが寝返りを打ち、僕のわき腹に触れてくる。
彼女の動きに合わせ少し軋むセミダブルのベッド。
寝ている間に何かに触れたり抱きしめたりするのは彼女の癖らしい。
本当にたちが悪いな…。
あの感情を自覚してしまってからは尚更…。
槙)………。
にしても…
ベッドが軋む音とは、どうしてこう扇情的なんだろうね……。
そんなことを考えていると、わき腹に触れているAの手が僕の服をギュッと握った。
槙)おっと…。思っていることが伝わってしまったかな？鋭いね。
僕はフッと笑って、こちらを向いている彼女の頬をなでる。
あ)んー……
くすぐったそうに顔をしかめたが､すぐに頬が緩み穏やかに寝息を立てるA。
そんな彼女に、自分の表情も和らいだことがわかる。
ふつうの娘を女神と思ってしまうことが恋だと言ったのは、昔のアメリカのジャーナリストだったな…。
…女神、か……。
彼女を女神とするならば、そんな彼女を想う僕は､すっかり心酔してしまった信者といったところか…？
でも残念ながら、僕は従順な信者にはなれそうにない。
手を伸ばせば触れられる。
その髪にも、その頬にも、その唇にも…全てに…。
どんな事をしてでも彼女を手に入れたいと…
自分のものにしてしまいたいと…
そう考えてしまう浅ましい僕は、従順な信者になんかなれないのだ。
人を愛するということが、こんなにも心乱れるものだとは知らなかったな…。
あわよくば、
君が僕を想って
僕と同じように恋を煩ってくれたら…。
狂ってしまうほどに愛してくれたら………。
.
槙)……なんてね…。
窓から覗く月だけが、不敵に微笑む白を見ていたーー……。
ーーーーーーー
はい｡
わけわかめー＼(^o^)／←
.
続く (更新停止中)
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桜餅 - とても面白いです^ ^イケメンな猫さんですね( ´ ▽ ` ) (2017年7月30日 20時) (
レス) id: af18e6f49e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - とっっても面白いです (2017年1月17日 6時) (レス) id: f7ce4dbc57 (このIDを非表示/違反報告)
かず - 自分 I Love 聖護です！槙島さんの小説書いてくださってありがとうございます！！ (2016年9月19日 18時) (レス) id: adaa328555 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 本当に面白いです。サイコパス(特に槙島)が大好きなのですがあまり好みの小説がなくて...けれどこの小説はとても気に入りました！これからも更新頑張って下さい。応援してます。長文失礼しました。 (2016年3月25日 7時) (レス) id: ddcf4818a1 (このIDを非表示/違反報告)
慶雲(プロフ) - 続きが読みたいです！お忙しいと思いますが、更新頑張ってください！応援しています！ (2016年3月10日 22時) (レス) id: fa6ea1ad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(*くぅO▽O) | 作成日時：2015年8月6日 22時
