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「A、準備できた？」
「あ、はい」
今日の私の服装は、黒のダボダボパーカーに、Tシャツ、ショートパンツ、タイツにスニーカー、あとはヘッドホンという何だか微妙な格好である。←
ちなみにヘッドホンは学校に行くときもどんなときも外せない。
「よーし、しゅっぱーつ！！」
「出発いうても運転するの俺やけどな」
朝っぱらから元気な坂田さんと、げんなりした顔のセンラさん。
今日は土曜日。
これから皆でショッピングモールに買い物に行くのだ。
「坂田うるせーぞ」
うらたさんお母さんみたい←
「えー？いいじゃーん、せっかく皆の休みの日が揃ったんだし！こんなこと滅多にないよ？」
「それはまあ…」
4人はそれぞれ忙しく、なかなか休みが揃わないらしい。
今日はたまたまなんだそうだ。
「Aと出掛けられんの、楽しいなあ！」
「あ…どうも」
元々表情が硬く、人見知りな私。
「A俺のこと嫌い？」
「いや、好きです！！…あ、この好きは恋愛的な意味ではなくてあの、えっと、友情的な意味です！」
「Aが俺のこと好きっていってくれたー！！」
「ずりいぞ坂田！」
「隣の席の特権だねっ」
運転席にセンラさん、助手席に志麻さん、隣が坂田さんで、後ろがうらたさん。
「〜♪〜♪」
突然坂田さんが歌い始めた。
「〜♪」
「〜〜♪」
皆それに合わせて歌っている。
ていうか……こっ、これは……
「あ、ごめんごめん！うるさかったよね！」
「いや、皆さん歌がお上手で……」
「まあ無理もないかなww」
「Dreamerって歌だよ」
Dreamer……
うん知ってるよ。1000回くらい聴いたから((
CDも買ったから。
「着いたで〜」
「でかっ」
「Aショッピングモール初めて？」
「1回だけ来たことが…」
「そっか！楽しいよ！」
「…はい！」
.
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作者名：さそりんご | 作成日時：2017年11月18日 17時
