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ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ
「うるせえよハゲ！！」
スマホを見ると、11月11日月曜日と表示されている。つまり。
「今日学校かあ…」
わざわざ作って頂いた2階の自分の部屋からのそりと起きて、1階に下りる。
そんでもって洗面所へ行き、ばしゃばしゃ顔を洗って皆がいるリビングへ。
え？女子力ない？黙らっしゃい(((
「あ、A起きた」
「Aおはよーーー！！」
朝から元気な坂田さんに…違ったさかたんに飛びつかれる。
「おはよ…、ございます」
「だからおはようだよ！」
「あ…おはよう」
「おはよ」
優雅にコーヒーを飲んでいるのはセンラ。
センラは大手企業に勤めていて、平日はほとんど出勤らしい。
「A今日学校やんな」
「うん」
うらたんが焼いてくれたトーストをかじりながら答える。
「じゃあAが学校の時は毎日一緒に出れるなあ」
「ふふっ、そうだね」
「新婚さんみたいちゃう？」
「新婚さんは仕事の旦那さんを奥さんが見送るもんだよww」
一緒に出たら意味ないじゃんか。
「ごちそうさまでした」
急いで自分の部屋に戻り、制服に着替え、身支度を整える。
時計を見ると7時30分。ちょうど良い。
「A準備早いなあ」
「センラが遅いだけなんだよ」
「あれ…もう出んの？」
目を擦り大きなあくびをしながら下りてきたのは志麻。
「うん！いってきます」
「ほな行ってきますわ〜」
「いってら」
「ううっ…寂しいよお！！」
「いてら……」
エプロンを着けたお母さん()と、泣きそうな顔でぶんぶん手を振るでかいわんこと、あくびしながらもしっかり手は振っている2名と1匹に見送られ、いつもよりだいぶ賑やかな朝だったのでした。
「…俺は！？」
「あっ、スーツをビシッと着こなしている者が1名」
「忘れんなや！！」
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作者名：さそりんご | 作成日時：2017年11月18日 17時
