Stories of The Holy Night …or The Dream？2 (ページ13)

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朝は普通だった。
昼休憩返上で作業してるあたりから、だんだん、あれ？、という感じになってきて。

でも、今日は何が何でも定時で帰ってちぃと過ごすと決めていたから、ちょっと無理くりさせてしまったかもしれない。
…いや、だいぶ。

普段はこまめに保存するようにしてるけど、つい集中してしまって、あ、保存しなきゃ、と上書き保存しようとしたら。

あ、消えまーす、一応言っときました、という感じで、一瞬だけ応答なしの文言が映り、そのまま強制終了。
復旧したら、どういうからくりか、今日が消えていた(伝わる？)。

さすがにクリスマスイブを会社で明かすのは嫌なので、ちぃに会えないことが確定しても、作業を進めていく。

今日1度やった作業をもう一度やるのは、なかなか…
いや、かなりイラッとするので、スケジュール帳の最後のページに挟んでいるちぃの写真を見て癒され、もう一度画面に向きなおる。

ふぅ。やっと強制終了前の段階まで復帰したかな？
時計を見ると、ギリギリ日は変わっていなかった。

そりゃあ、人も減ってくはずだわ。
完全に1人になったオフィスで一旦休憩に立つ。

給湯室でスマホをチェックすると、
햄찌ヌナ、本当にムリですか?
햄찌会いたいです…
햄찌ごめんなさい。おやすみなさい。

…悪いことしたなぁ。
最後のメッセージだけ、前の2つと時間が空いて、ほんの数十分まえに送られてきていた。