守護天使、ストーカー、あるいは。 (ページ42)

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『 Aちゃん
今日、何時に帰ってくるの？』

『わかんない
遅くなるかもしれないけど待っててくれる？』

先輩に会う前に送ったメッセージの返事は白黒の仔犬が楽しげに揺れてるスタンプだった。
なんかジョンウに似てる。

『今終わったよ』

そう送るとすぐに未読が消えて、電話がかかってきた。

[もしもし？ジョン…]
[Aちゃん！？大変！！緊急事態！]
[は？]
[と、とにかく早く来て！]

ブチって切られた電話。
え、どこに、、って感じ。

『大丈夫？どこに行けばいいの？』

文字を打ってる途中でまたかかって来た。

[もしも、し、？]
[あ、えと、あ、お家に！帰ってきて！
ヌ、じゃないAちゃんの一人暮らしのおうち
あ、僕も住んでるんだけどっ、痛た]
[…ジョンウ？]
[えと、あ、早く来なくてもいいって、あっ
いいって、じゃなくて早く来なくてもいいよ
気をつけて帰ってきてね]
[ジョンウ？誰かい、]

るの？って聞こうとしてまたブチって切られた。
この感じは確実に誰かいるんだけど、ジョンウとわたしに共通の友人って誰？ジョンウは人気者だけどわたしが日陰者すぎて。やましいことがあるわけじゃないけど。

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