Good Day 2 (ページ8)

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そこからどう戦況が動いたか。

まず
インターホンが鳴った。

仕方ないなぁ、今日のとこは引き分けで、、

若干の恐怖を抱えたまま、玄関へと向かった。

「はー、…い？」

え。
両手のこぶしで目をぐりぐりして何度も瞬きをする。

…いる。見える。なんで。

「来ちゃった」

ははって、いつものゲラじゃない笑い方で眉を下げて笑った。
大きな瞳には薄く膜が張っていて、オッパが黙っているわたしを見て困ったように少し目を細めるとそれがきらりと光った。

次の瞬間には何もかも忘れて、オッパの四角い骨格を感じていた。

「うぉっ…なんだよ…もう〜」

その声色はとても優しくて。
わたしの頭をなでる手はふわふわした羽みたいな柔らかさで。オッパのパーカーが涙で濡れた。
あ、これ…SMPで上がった練習動画のときに着てたやつ…

こんなときにも彼女としてじゃなくてシズニとしてのわたしが出て来てしまう。悔しくて顔をぐりぐり押し付けた。

「A？」
「…ぅ…ふんっ…」
「Aさん、泣いてる？」
「…うん…」
「困ったな、…まぁいいか」

今絶対服のこと考えた！
腰に抱きついている腕の力をぎゅっと強める。

「うおっ、く、苦しいぃぃ、って、
ギブギブ！」

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