Good Day (ページ7)

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Your side.

信じられない信じられない信じられない。

そりゃあ、今の気持ちの80%はヨンホへの感謝なんだけど、20%は自分への呆れ。

普通、恋人に掃除させる？
洗濯も？

…ありえないわ。

ダイニングテーブルの席に座って足をブラブラさせながら、考えを巡らせていると、コーヒーのいい匂いがした。

「いい匂い…」

思わず呟くと、

「…死ぬ前に、僕と1杯のコーヒーが飲みたいんでしょ？」

と、やっぱり爽やか笑顔で返してくる。

「…あれ、毎回全部読んでるの？」

恥ずかしくて意地悪な聞き方になっちゃうけど、

「もちろん。
大切な彼女からの愛のこもったmessageだからね。」

軽くかわされて、もっと恥ずかしくなる。

「もう、夜になっちゃうけど、大丈夫？」

別にわたしはいつ寝ていつ起きてもいいんだけど、一般企業にお勤めのヨンホは、そうはいかない。

「デカフェだから大丈夫だよ。
Aも、ちゃんと夜に寝て、朝に起きてね。」

と甘々すぎるセリフを落とし、わたしの目の前に、綺麗に盛り付けられたサンドイッチと野菜スープ、デカフェのコーヒーをサーブするヨンホ。

「…ありがとう。」

いろいろと、感謝を込めてそう言うと、

「It’s my pleasure.」

と返ってくるので、完璧すぎて、どう考えてもわたしには勿体ない。

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